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横浜マリンタワー

2009年5月23日にリニューアルオープンした、横浜マリンタワー。外装が赤白からシルバーへ、スタイリッシュに変身しました。1階から4階までの施設も一新。どんな風に生まれ変わったのかご紹介します。

田辺 紫

執筆者:田辺 紫

横浜ガイド

横浜マリンタワー、リニューアル!

2006年12月に一旦、営業を終了した横浜マリンタワーですが、改修を経て、2009年5月23日にリニューアルオープン。外装が赤白からシルバーへ、スタイリッシュに変身しました。どんな風に生まれ変わったのかご紹介します。
横浜マリンタワー リニューアル
新しくなった横浜マリンタワー。外装がシルバーに一新

新生・横浜マリンタワー 展望フロア

横浜マリンタワーは、山下公園の向かい側、横浜港を一望できる場所にあります。誕生のきっかけとなったのは、横浜開港100周年記念事業とのことですから、ちょうど50年前。市民から横浜港のシンボルとなる建造物を、という発意により建設され、1961(昭和36)年1月に完成しました。

全長106m、展望台の高さは91m。今回のリニューアルでは、30、29階が展望フロアに、1~4階にカフェ・レストラン、ホール、ショップなどが入ります。展望フロアのみ入場券が必要となります。

1階のチケットカウンターで展望フロア入場券を購入し、エレベーターで2階へ。2階から展望フロア行きのエレベーターに乗り換え、30階まで一気にのぼります。展望フロアエレベーターからは外が見えるようになっており、昼と夜とでは雰囲気が異なります。昼は横浜港や横浜の街が一望でき、夜はライトアップの光がマリンタワーに映り、幻想的な雰囲気になります。

■30階 展望フロア
高さ91mからの横浜港の眺めが見渡せます。山下公園の緑、海に浮かぶ日本郵船氷川丸。遠くを見渡すと、大さん橋、みなとみらい21地区が見えます。山手地区にも緑がいっぱい。横浜の緑の多さが感じられます。
横浜マリンタワー 30階 展望フロアからのみなとみらいの眺め
右手には山下公園、その向こうには大さん橋が。バックにはみなとみらい21地区が見えます

横浜マリンタワー 30階 展望フロアから見えるベイブリッジ
手前の緑は山手地区。その向こうにはベイブリッジが見えます

横浜マリンタワー 30階 展望フロア
リニューアル前よりも窓が大きくなりました

夜にはガラリと雰囲気が変わり、横浜の夜景が堪能できます。横浜ランドマークタワー展望フロア(高さ273m)と異なるのは、夜景の近さ。91mと高すぎないところがポイントです。
横浜マリンタワー 30階 展望フロアからのみなとみらいの夜景
美しく輝く、みなとみらいの夜景が満喫できます!

横浜マリンタワー 30階 展望フロアからのベイブリッジ
ベイブリッジが見える海の夜景は落ち着いた雰囲気

■29階 展望フロア
29階も展望台になっていて、30階からは階段で降りるようになっています。29階には、下が見えるガラスの床がありますので、のぞいてみてください。マリンタワーの“鉄骨が織りなす構造の美しさ”を間近に見ることができます。ただし、高所恐怖症の方は下が良く見えて恐怖感が増しそうですので、ご注意を!
横浜マリンタワー29階展望フロアにあるガラスの床
29階にはガラス張りの床面が1ヵ所設けられていて、下が見えるようになっています

29階と30階では、見える景色はさほど変わらない感じです。どちらのフロアも約150名ずつ入れる計算になっています。展望フロアがいっぱいの場合には、下で待つことになります。

1階~4階がすべて一新された、横浜マリンタワー

1階から4階までは、入場券がなくても入ることができます。すべての施設が生まれ変わり、ブラウンオリーブを基調とした内装で、落ち着いた雰囲気に一新されました。それぞれのレストラン、ホールなどの施設をご紹介します。

■4階 レストラン「THE TOWER RESTAURANT YOKOHAMA」
テラス席がある、高級感あふれるレストラン。山下公園の緑と横浜港が望めます。昼は光がいっぱいの明るい雰囲気、夜はオトナなイメージのシックな印象に変貌します。モダンなインテリアは、ヨーロッパで買い付けたものだそう。
4階レストランTHE TOWER RESTAURANT YOKOHAMA
4階には高級感あふれるレストランが。テラス席も設けられています

メニューは、コンチネンタルキュイジーヌ(=ヨーロッパ各国メニューの良いとこどり)とのことです。ワゴンサービスのローストビーフが看板メニュー。クラシカルなヨークシャプディングを付けてサーブされます。ランチコースは1,800円~、ディナーコースは4,800円~。アラカルト、デザートもあります。

レストランフロア58席のほか、テラス席36席、12名までの個室もあります。テラス席では、海風を感じ、マリンタワーの鉄骨構造を見ながら食事が楽しめます。営業時間はランチ11:30~15:00(L.O.14:00)、ディナー17:00~23:00(L.O.22:00)。

■3階 マリンタワーホール、アートホール
イベントやコンベンションなどが開催できる2つのホールです。マリンタワーホールは200名(立食)まで対応できる広いスペースで、ウエディングなどにも利用可能。アートホールはチャペルにもなります。
3階 マリンタワーホール、アートホール
マリンタワーホール(左)は着席90名、立食200名まで入れます アートホール(右)はチャペルだけでなく、会議室としても利用可能

■2階 イメージオブヨコハマ、マリンタワーショップ
2階 イメージオブヨコハマ
横浜の歴史がわかる写真や映像が楽しめる「イメージオブヨコハマ」
イメージオブヨコハマは、52インチのモニターに横浜の歴史を綴った映像や写真、絵などが流れるシステム。マリンタワー建設中の昔の映像なども見られます。

マリンタワーショップでは、「ヨコハマ・グッズ横濱001」の横浜みやげや、マリンタワーオリジナルグッズが販売されています。
2階マリンタワーショップ
横浜みやげやマリンタワーオリジナルグッズがそろいます

2階マリンタワーショップ
約660分の1の大きさ(実寸約16cm)の「マリンタワー・立体オブジェ(1,050円)」(左) ストラップに好きなチャームがつけられます(ストラップ420円、チャーム6種・各315円)

2階には、真鍮が使われた床面など、リニューアル前のそのままの姿が残されているところもありますので、探してみてください。

■1階 ギャラリーホール、カフェ&レストラン「THE BUND」、バー「mizumachi bar」
ギャラリーホールには、リニューアル前からあった山下清氏のモザイク画(2点)を見ることができます。灯台として機能していた際の灯具も展示されています。
1階 ギャラリーホール
「世界一の灯台」として横浜港を照らしていた灯具(左) 山下清氏のモザイク画は2点展示されています

「THE BUND」は、パスタなどのイタリアンメニューが中心の気軽なカフェ&レストラン。地元・神奈川の野菜・食材を使った料理が楽しめます。通し営業(11:00~23:00)なので便利に使えます。テラス席のほか、吹き抜けのサンルーム席もあり、天気が悪い日でも光が感じられます。
1階カフェ&レストランTHE BUND
明るい吹き抜けで開放感いっぱいのサンルーム席(左)と海風が感じられるテラス席(右)

1階mizumachi bar
水町通りに面しているから「mizumachi bar」。テラス席も設けられます
「mizumachi bar」は、山下公園通りの反対側となる水町通りに面したバーです。テーブル16席、カウンター10席、テラス席、2~8名までの個室(ルームチャージ5,000円)があります。横浜にちなんだオリジナルカクテルのほか、シガーや軽食などが用意されています。営業時間は月~土は17:00~26:00、日曜日のみ17:00~23:00。

すべてが新しくなった横浜マリンタワー。ぜひ足を運んでみてください。

横浜マリンタワー
住所:横浜市中区山下町15
TEL:045-664-1100
料金:大人750円、中高生500円、小学生250円、幼児200円、3歳未満無料
営業時間:10:00~22:30(入館は22:00まで)
休館日:なし
アクセス:みなとみらい線 元町・中華街駅4番出口より徒歩約1分
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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