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これから買うべき金融商品は?
「トランプ大統領が海外の製品に関税をかけまくっているようですが、日本に住む個人投資家としては、どんな投資商品を買えばいいのか?」
カナダやメキシコ、そして中国など、トランプ大統領は関税の引き上げを検討しています。おそらく政治的な交渉材料に関税を使うのでしょうが、本当に引き上げられた場合はインパクトが大きいと考えられます。
仮にトランプ大統領が関税引き上げを実施した場合、どんな投資商品を買うのが有利なのでしょうか? 本記事では、筆者の考えをまとめていきます。
短期的な目線
本記事では(1)トランプ大統領在任中の短期目線、(2)トランプ大統領任期満了後も含めて長期目線、という2つの切り口で考えていきます。まずは短期的な視点から。
トランプ大統領が関税についてほのめかしており、株式市場は右往左往していますね。
関税のインパクトが大きそうなセクターとしては自動車などがあります。特に、カナダやメキシコに工場を持っていて、迂回経路でアメリカに輸出している会社は影響が大きそうです。
一方、トランプ大統領は法人税の減税も打ち出していますから、「アメリカ国内で生産」していて、迂回経路を使っていない会社にとっては追い風となるかもしれません。
株式投資家はこの手の「先の読めないリスクイベント」を嫌います。ですから、関税が関連している銘柄はトランプ大統領が在任している間は低迷するかもしれません。
「先の読めないリスクイベント」を嫌うのであれば、筆者としては、関税とは無関係な会社、いわゆる内需株などに注目するのが無難な気がしています。
個人的に面白そうだなーと思っているのがトラック運送業者です。2024年問題からトラック運転手は不足していますし、トランプ大統領はエネルギーの量産も志向していますから、ガソリン代抑制にもつながりそうです。関税とも無関係になりそうですし、面白そうだなーと思い、筆者も陸運業者に投資しています。
長期的な目線
長期的な目線としては、トランプ大統領の任期が終わった後のことを考えてみましょう。仮に関税が引き上げられた場合でも、「次の大統領が元に戻す」可能性があります。また、長期的に考えると、関税引き上げなどによる「保護主義」は関連企業の「甘え」にもつながりかねません。
補助金で甘やかされた会社よりも、むしろ関税で「苦境」を味わった会社の方が強い会社になる可能性があります。
そう考えると「長期でみると、自動車株などは短期的には苦境かもしれないが、株価が安くなるなら買い場かもしれない」と考えています。トヨタ自動車などは日本が世界に誇る素晴らしい会社ですから、注目しています。
まとめ
以上をまとめると・短期的には内需株(トラック運送業など)に注目している
・長期的には関税で苦しんだ会社が強くなるかもしれない
と考えています。
トランプ大統領は次々に新しい手を打ってきますから、追いつくだけでも大変です。
発言一つひとつに一喜一憂することなく、冷静にこちらも打ち手を考えていきたいですね。