実際、年金生活でどれくらいお金が必要なのか。いくら貯蓄があれば安心して老後を迎えられるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、熊本県在住64歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:64歳女性同居家族構成:本人、夫(70歳)、次男(27歳)
居住地:熊本県
リタイア前の職業:医療従事者
リタイア前の年収:450万円
現在の金融資産:預貯金6000万円、リスク資産4000万円
現役時代に加入していた年金の種類と加入年数:厚生年金36年、国民年金(3号)5年、付加年金約2年
現在の収支(月額)
老齢基礎年金(国民年金):なし(繰り下げ受給予定)老齢厚生年金(厚生年金):5万5000円(特別支給の老齢厚生年金)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし(繰り下げ受給予定)
年金以外の収入:給与収入22万円(看護師)、内職の報酬約30万円(年額)
配偶者の収入:年金240万円(年額)、農作業アルバイト収入約50万円(年額)
ひと月の支出:約25万円
「金融資産1億円は我ながらあっぱれ」
現在、およそ預貯金6000万円、リスク資産4000万円を保有しているという投稿者。自身の老後資金について貯めすぎと感じているか、それとも足りないと感じているか、との質問には「ちょうどいい」と回答。
その理由として、「貯めるのが趣味なので、十分貯蓄できました。我ながらあっぱれ。いくら貯めても貯めすぎたという事はありません」と語っています。
「老後資金は5000万円で心配なさそう」
現役時代は、老後資金として「切りよく、1億円」貯めたいと考えていたそう。「夫は43年間転職もせず勤めあげてくれました。私も子育て中は専業主婦、時間ができてから復職しました。普通預金が貯まれば定期預金にする、個人年金や貯蓄目的の保険は一括前納、自宅(の住宅ローン)は10年で支払い完了」するなど、夫婦の努力のかいあってその目標は見事に達成された様子です。
しかし今になって考えてみると、実際のところ老後資金は「5000万円」ほどで十分だったのではと感じているとのこと。
「それだけあれば老後生活に不安が無さそう」とあります。
「儲け話にのらず、地道に働きましょう」
今の生活については「非常に満足している」と投稿者。「持ち家、ローン無し、農村地帯で野菜の頂き物も多々あり、庭で野菜作りや花木を楽しむ事が出来ています。私は必要とされるうちは仕事することが健康の源。まだ家にこもるつもりはありません」とその理由を語ります。
最後に老後資金に不安を感じている現役世代に向けて、「安易に金儲け話にのらず、地道に働きましょうね」とアドバイスされていました。
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