株主優待

桐谷さんが大損して窮地のときに、父から言われた意外なひと言

個人投資家の桐谷広人さんが、YouTubeチャンネル『All Aboutマネー』の番組に出演。投資や株主優待にまつわる様々な話をしてくださいました。今回は、「桐谷さんが窮地のときに、父親から言われた意外なひと言」についてお届けします。

執筆者:All About 編集部

  • Comment Page Icon
個人投資家の桐谷広人さんが、YouTubeチャンネル『All Aboutマネー』の番組に出演し、投資や株主優待にまつわる話をしてくださいました。今回はその中から、桐谷さんが投資で大損したときに、父親から言われた意外なひと言についてお届けします。

桐谷さんが窮地のときに、父から言われた意外なひと言

――これまでの投資人生で最大のピンチはどんなことでしたか?

桐谷さん:株で儲かったときは「やっていてよかった」と思い、損をしたときは「やらなければよかった」と後悔する、その繰り返しでしたね。しかし、リーマン・ショックで大損し、将棋で稼いだお金もかなり失ってしまい、本当に体調を崩してしまったことがあります。

当時、母が亡くなり、父は80代後半で一人暮らしをしていました。私は月のうち1週間は田舎に帰り、父と一緒に過ごし、また東京に戻るという生活を続けることになりました。そんな中、ある時父に「株をやったことが人生で最大の失敗だった」と嘆いたんです。

すると父は、「いや、広人、お前の一番の失敗は株じゃなくて、結婚しなかったことだ」と言ったのです。 

――お父さまの意外な言葉に心救われますね(笑)。結局、損失はどのようにして取り返したのでしょうか?

桐谷さん:父は「株をするためにお金は貸さない」とずっと言っていたのですが、大損して本当に追い詰められていた私を見て、「わしの金を全部使っていいぞ」と言ってお金を貸してくれました。

うちは裕福ではなかったのですが、父は国民年金を70歳から繰り下げ受給して月10万円ほどもらい、それを70歳から90歳近くまでずっと貯めていたのです。

父がお金を貸してくれたおかげで、損失を清算し、命拾いできました。こういったことがあって、ギャンブル的な投資をやめる決意をしたわけです。その後、リーマン・ショックから株価が回復した際には、もちろん父にお金を返しましたけどね(笑)。


【関連動画】動画でも桐谷さんのトークを視聴いただけます。ぜひご覧ください!

教えてくれたのは……桐谷広人さん

1949年広島県出身。将棋棋士・投資家。日本テレビ系バラエティ番組『月曜から夜ふかし』に出演し、現金を使わない「株主優待生活」が話題になった。現在はテレビや講演会、雑誌などで幅広く活躍。『日経マネー』(日経BPマーケティング)、『ダイヤモンドZAi(ザイ)』(ダイヤモンド社)で連載中。

※紹介している内容は、2024年8月1日に収録した動画から、一部抜粋して編集したものになります。
 
【編集部からのお知らせ】
・「家計」について、アンケート(2025/2/28まで)を実施中です!

※抽選で30名にAmazonギフト券1000円分プレゼント
※謝礼付きの限定アンケートやモニター企画に参加が可能になります
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます