筆者はこの夏、全国人気温泉地ランキングでも常に上位にランクインする草津温泉に3泊4日でじっくりと滞在。久しぶりに訪れた温泉地をグルグルと巡ってきました。本記事では‟暑い秋”でも快適に、涼しく遊べる「草津温泉の過ごし方」を紹介していきたいと思います。
1. 夜風の中、湯畑をぐるりとお散歩
草津温泉の中心に位置する湯畑は、草津へ訪れたらぜひ見ておきたいシンボル的な存在。昼間に見ると、その迫力ある景色は「草津に来たな!」という気持ちをグッと盛り上げてくれます。しかし、ぜひ訪れてほしいのは、気温も下がってきた夜の時間帯。夜風に吹かれながら眺めるライトアップされた湯畑は、昼間とは違う幻想的な景色を見せてくれます。昼間の湯畑も、情緒があって素敵だが、夜はまたひと味違った景色になる
ライトアップの灯と、青白く映し出される湯の作り出す景色はとても幻想的
小雨の日も、しっとりと濡れた階段とほのかな灯、湯けむりの作り出す景色が美しい
町の中心地にある湯畑は、毎分約4000リットルもの温泉が湧き出るシンボル的なスポット
《data》
湯畑(ゆばたけ)
ライトアップ時間:日没から24:00
住所:草津町草津
TEL:0279-88-0800(草津温泉観光協会)
2. 期間限定の、風鈴の音に包まれる
7月から9月の草津温泉街を涼やかな音で彩るのは広場や足湯、各施設など、街中に掛けられた風鈴たち。風が吹くたびにチロリンチロリンと軽やかな音色を奏でる色とりどりの風鈴は、眺めるだけでも涼やかな気持ちに。湯路広場の回廊や地蔵之湯の足湯に飾られた風鈴のある景色は、9月25日までの期間限定です。昭和レトロな雰囲気漂う木造の回廊に掛けられた風鈴が涼やかな音を奏でる
色とりどりのかわいらしい風鈴の掛かる湯路広場の回廊は、フォトスポットとしても大人気
湯畑から細い路地の階段を上っていった先にある、地蔵の湯の足湯にもたくさんの風鈴が掛かっている
都会では見る機会の減った風鈴のある景色。温泉街を彩る涼しげな景色に癒される
湯治広場(とうじひろば)
住所:草津町草津107-1
TEL:0279-88-0800(草津温泉観光協会)
湯畑からすぐ
地蔵の湯まえ足湯(じぞうのゆまえあしゆ)
住所:草津町草津299
TEL:0279-88-0800(草津温泉観光協会)
湯畑から徒歩3分
3. 湯もみをする、おさるのショーにほっこり
草津温泉の名物のひとつでもある「湯もみ」はご存じでしょうか。湯畑の向かいに位置する「熱の湯」では、そろいの衣裳に身を包んだ女性たちによる、湯もみショーを見学することができますが、2022年4月にオープンした「草津温泉おさるの湯もみ処」では、なんと日光さる軍団による湯もみショーを見学することができるようになりました。そのまま入るには熱すぎる草津の湯を冷ますため、古くから行われてきた湯もみ文化を、おさるが再現
逆立ちをしたり、ジャンプをしたり、とっても芸達者なおさるたち
見習い役と名人役のおさるたちが、湯もみを成功させるまでのストーリーがテンポよく展開される
「推し」のおさるさんの舞台目当てに訪れるお客さんもいるのだそう!
涼しい館内で鑑賞できる、おさるの湯もみショー。1回の公演時間は10~15分ほど
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草津温泉おさるの湯もみ処~おさ湯~
営業時間:9:30-17:30(湯もみショーは朝10:00-)
住所:草津町草津字泉水505
TEL:0279-82-1715
料金:おさるの湯もみショー 700円/人
湯畑から徒歩3分
4. カフェ併設の、漫画専門の図書館でのんびり
2021年に誕生した草津温泉の新名所「裏草津地蔵」エリアには、新たな施設が複数お目見え。そのうちのひとつである、漫画専門の図書館「漫画堂」には草津温泉にゆかりのある作品をはじめ、1万冊以上の漫画が収容されいます。温泉入浴後にふらりと訪れ、冷たい飲み物とともに、のんびりと漫画本に没頭するのも、至福のひとときに。吹き抜けの開放的な木造2階建ての空間で、気になる漫画本を探す時間も楽しい
吹き抜けの壁に掛かる、草津温泉を訪れた有名漫画家による色紙や寄せ書きが印象的
隣接する「地蔵カフェ 月の貌」で飲み物を注文し、持ち込むこともできる
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漫画堂
営業時間:9:00-17:00(最終受付16:00)
住所:草津町草津132-1
TEL:0279-82-5641(カフェ月の貌)
料金:大人400円、小学生300円(それぞれ2時間)
湯畑から徒歩5分
5. 見た目もかわいい、ひんやりスイーツに癒される
温泉入浴の後には、ひんやりしたスイーツが食べたくなるものですよね。草津温泉では、思わず「わぁ!」と声が漏れてしまいそうな、フォトジェニックなスイーツのある、おしゃれなカフェが増えています。お風呂上りは、各店で工夫が凝らされた、ここだからこそ味わえるひんやりスイーツを、ぜひ。ソフトクリームの上に群馬名物「焼きまんじゅう」が大胆に乗った「茶臼岳」(湯川テラス)
フワフワとした綿あめがフォトジェニックな一品(奈良屋 喫茶去)
ソフトジェラートにラスクなどのトッピングがかけ放題(グランデフューメ草津)
上で紹介したカフェの詳細はこちら>【草津温泉】温泉巡りの合間にわざわざ訪れたい、最旬おしゃれカフェ5選
まだまだ残暑厳しく、暑い秋になりそうな今シーズン。人気温泉地で涼しく遊ぶイメージは湧きましたか? 進化を続ける高原リゾートの温泉地で、今年の秋も、めいっぱい温泉旅を堪能してくださいね。