2022年3月に「生ドーナツ」の火付け役といわれる「I'm donut ?」が東京・中目黒にオープンして以来、専門店が続々と誕生。横浜にも専門店が登場し、生ドーナツ人気はまだまだ継続しています。横浜でおすすめの生ドーナツをご紹介(画像は筆者撮影、一部提供。価格はすべて税込)!
「生ドーナツ」は揚げてあるのにどうして「生」?
「生ドーナツ」って、揚げてあるのにどうして「生」というネーミングなのでしょうか? お店によって定義は異なるものの、しっとり・とろけるような生地だったり、なめらかなクリームが詰めてあったりすることから、「まるで生のようなクリーミーな食感」という意味合いでつけられているようです。
UNI DONUTS(ユニドーナツ)
横浜の生ドーナツ専門店といえば「UNI DONUTS」。2023年7月から系列店の「UNI COFFEE ROASTERY」の一部店舗で発売された「生ドーナツ」が大変な人気を博したことから、同年12月、生ドーナツ専門店「UNI DONUTS 横浜阪東橋」がオープン。連日、整理券を求めて行列するなど、大きな話題となりました。
フレーバーは基本的に6種類(プレーン、ホイップ、カスタード、いちご、抹茶、チョコ)。2024年8月10日~9月30日までは抹茶に代わり、期間限定でピーチヨーグルトが販売される予定です。
ベースとなる生地には、廃棄予定だった規格外のカボチャを練り込んであり、やや黄色いのが特徴。口の中でしっとりとろけるような食感です。生地そのもののおいしさを楽しむなら、プレーンをおすすめします。
プレーン以外の5種類は、中にたっぷりとクリームが詰まっています。どれもとろける生地と一体となった、とろけるクリームです。どれもおいしいですが、筆者のおすすめはシンプルなホイップと濃い風味の抹茶。お試しあれ。
UNI DONUTS専門店国内8店舗(横浜阪東橋、横浜ベイクォーター、弘明寺、上大岡ミオカ、六角橋、吉祥寺、神楽坂、札幌赤れんがテラス)、UNI COFFEE ROASTERYでの取り扱い店舗7店舗(横浜ジョイナス店、横浜ハンマーヘッド、大船店、川崎市役所、BON BON テラスモール湘南、オークウッドホテル麻布、学芸大学駅店)と、横浜を中心に販売店舗を拡大しています(2024年7月末時点)。店舗により整理券が必要だったり、セット販売のみだったり、販売形態が異なるので、公式Webサイトで各店の最新情報をご確認の上、お出かけください。
・公式Webサイト:https://unidonuts.jp/
パティスリーストラスブール
パティスリーストラスブールは1997年、横浜市港南区丸山台で創業した洋菓子店。「生どーなつ」は、2023年6月に日本大通り店がオープンした際、同店限定メニューとして誕生しました。
洋菓子店がつくる「生どーなつ」は評判となり、2024年1月末、横浜高島屋 地下1階 Foodies' Port2 ベーカリースクエア内に生どーなつ専門店をオープン。2024年8月現在は、丸山台店、京急百貨店上大岡店、日本大通り店、横浜高島屋店(生どーなつ専門店)、テラスモール湘南店、パティスリーストラスブール+B ラシック店(名古屋)で「生どーなつ」を販売しています。
パティスリーストラスブールの「生どーなつ」の生地は、もちもち・しっとりとしています。「もちもち」の秘密は、皮ごと釜で焼いたカボチャをマッシュして国産小麦キタノカオリの生地に練り込んでいること、「しっとり」の秘密はバターや卵をたっぷり加え、生地と水分量の割合がほぼ1:1であることだそう。その生地を低温発酵させてから揚げています。
フレーバーは、定番のプレーンやシナモンシュガー、カスタード、チョコなどの定番から、ミックスベリー(横浜高島屋限定)やレモン&ヨーグルト(夏季限定)といった限定まで、常時10種類以上がラインナップ。なかでも筆者のおすすめは「生フレンチクルーラー」! 外はサクッと、中はめちゃめちゃしっとりとしていて、ほかでは味わえない食感と上品な甘さです。
・公式Webサイト:https://stras.jp/
MARINE BAKERY(マリンベーカリー)
2019年12月に新山下エリアにオープンした「MARINE BAKERY」。ハマっ子のシェフは、ポンパドウルやメゾンカイザー、ドゥ マゴ パリなどを経て、地元に開業しました。
フランスの昔ながらの製法をベースとし、フランス製や海外、オーガニック、無添加もしくは添加物が少ない素材にこだわった、毎日食べたいパン、焼き菓子を提供しています。
「生ドーナツ」は、2022年4月に登場。発酵バターを練り込んだブリオッシュ生地を高温・短時間で揚げ、リッチなのにとっても軽い仕上がりとなっています。
2024年8月現在は、きび糖、シナモン、カスタード、ショコラ、ピスタチオ、シトロンの6種類がラインナップ。カスタード、ショコラ、ピスタチオ、シトロンにはクリームがたっぷりと詰まっており、生地とクリームが一体となり、口の中でとろけてなくなります。全部おすすめなので、順番に食べてください。
10:00の開店時にはすべてそろっており、週末などは売れ行きを見ながら追加することもあるそうです。
「MARINE BAKERY(マリンベーカリー)」店舗情報
住所:神奈川県横浜市中区新山下1-2-1
TEL:045-264-4951
営業時間:10:00~19:00 ※なくなり次第終了
定休日:月・火曜(祝日の場合は営業、翌日休業)
アクセス:みなとみらい線 元町・中華街駅 5番元町口から徒歩約4分
公式Webサイト:https://www.instagram.com/marine_bakery121/(Instagram)
Truffle mini(トリュフ ミニ)JR横浜駅
輸入食材店が「トリュフなどの高級食材を日常的に食べるパンに加えたら面白いのではないか」という発想のもと、2017年に東京・門前仲町に1号店となる「TruffleBAKERY」を開業。同店を代表する「白トリュフの塩パン」はマストバイのパンです。「Truffle mini」はエキナカの新業態店で、横浜駅には2024年3月27日にオープン。
「生ドーナツ(シュガー)」は、パン酵母を使い発酵させた生地を高温・短時間で揚げることで、外はサクッ、中はしっとりとした食感を実現。油脂分をソイバターにすることで、さっぱりとした軽い仕上がりとなっています。
「Truffle mini JR横浜駅」店舗情報
住所:神奈川県横浜市西区高島2-16-1 JR横浜駅B1 中央北改札コンコース
営業時間:10:00~21:00
定休日:なし
アクセス:JR横浜中央北改札内
公式Webサイト:https://truffle-bakery.com
台湾ドーナツ「oh!!」
「生ドーナツ」ではありませんが、2024年4月に横浜中華街にオープンした台湾ドーナツ「oh!!」も新食感でオンリーワンのドーナツ専門店なので紹介します。
台湾ドーナツとは、リング状に成型した生地に衣をつけ、揚げたドーナツに砂糖やミルクパウダーをまぶしたクリスピーなドーナツ。「oh!!」のドーナツは、そのクリスピードーナツをヒントにした同店オリジナル商品です。
厳選した小麦粉にバターや生クリームをふんだんに混ぜ合わせた生地を丸く成形し、衣をつけて揚げています。フレーバーは、プレーン・ミルク・いちご・チョコレート・抹茶の5種類です。
筆者のおすすめは「ミルク」。全粉乳のミルクパウダーをまぶしてあり、やさしい甘さです。外はサクッと、中はふんわり、めちゃくちゃ軽い食感で「罪悪感ゼロ」! きび砂糖をまぶした「プレーン」もおいしいです。
横浜中華街の新たなテイクアウトグルメとして人気を集めそう。食べ放題店「香港大飯店」の1階奥の売店スペースで販売しています。
「台湾ドーナツ oh!!」店舗情報
住所:神奈川県横浜市中区山下町146-6 香港大飯店1階奥(中華街大通り)
営業時間:10:00~18:00(予定)
定休日:未定
アクセス:みなとみらい線 元町・中華街駅 1番出口から徒歩約3分、JR根岸線 石川町駅から徒歩約3分
公式Webサイト:https://www.instagram.com/taiwandonutsoh/(Instagram)
まだまだ人気継続中の「生ドーナツ」。横浜散策の合間に楽しんでください。