現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住76歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:76歳女性同居家族構成:本人、夫(80歳)、娘(36歳)、娘の夫(35歳)、孫(8歳)
居住地:東京都
リタイア前の雇用形態:パート・アルバイト
リタイア前の年収:不明
現在の貯蓄額:預貯金1000万円、リスク資産2000万円(本人と配偶者だけの貯蓄額かは不明)
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:国民年金35年
現在受給している年金額(月額)
老齢年金(国民年金・厚生年金):3万4325円障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:国民年金144万円(年額)
「娘たちの支援がないと暮らしていけない」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「毎日白米とふりかけのみの質素な暮らしと、たまに魚やお肉を食べるような生活を始めて5年ですが、娘たちの支援がないととても暮らしていけない状況です。これから先がとても不安で仕方がありません」と語っています。
ひと月の支出は約「15万円」。年金だけでは「ほとんどの月で足りない」と回答されています。
「外食などはもってのほか」
年金で足りない支出については「娘たちからの支援のおかげで貯金から少しずつ切り崩している状況」とのこと。年金生活においては「外食などはもってのほかで、格安スーパーなどで買うような生活をしています」と節約すべきところは意識しているそうです。
「バブルが弾けてこんなことになるとは思わなかった」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「バブルが弾けて、こんなことになるとは思わなかったので、未来のことについてもっと考えておけば、今のような暮らしにはならなかったのかなと後悔しております。思っていたよりも大変でした」と回答。今の生活については「現在、どこも雇ってくれるところはなく、子供達にものすごく申し訳ないと思いながら生活を続けています」とコメント。
また「楽しみなんて何一つとしてなく、毎日明日のことで不安がいっぱいです。楽しむ余裕なんて今の私たちにはありません」と苦しい現状を教えてくれました。
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