現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住72歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:72歳女性同居家族構成:本人、娘(36歳)
居住地:東京都
リタイア前の雇用形態:パート・アルバイト
リタイア前の年収:300万円
現在の貯蓄額:預貯金30万円、リスク資産0円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:国民年金(加入年数は不明)
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):4万9478円老齢厚生年金(厚生年金):なし
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
「年金額には全く満足していない」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「物価高で何を買うにも高く、外食は我慢です」と、現在の日本の経済状況を挙げています。
「節約でお昼はカップ麺だとしても、最近はカップ麺ですら高く、毎日色々考えながら買い物をしています」と試行錯誤する日々。
改めて「(年金の)金額に関して全く満足していません」とコメントしています。
ひと月の支出は「約16万円」。年金だけでは「毎月足りない」と回答されていました。
「現役時代にお金を使いすぎていた」
年金で足りない支出については「同居してる娘の収入」を頼っているとのこと。年金生活において「外食は控え、スーパーのチラシを見て、安い時にまとめ買いをして、作り置きをして節約しています」と食費を抑える工夫をしているそうです。
また現役時代については「お金を使いすぎていたと今になって思います」と回顧。
「休みの日は出掛けて外食が当たり前。仕事がある日は疲れて帰ってきて、出前やスーパーのお惣菜など、特に何も考えず当たり前に使っていました」と節約に意識が向かなかったそう。
「その時から少しずつでも、作り置きなどをして節約していれば良かったと思います」と後悔を口にされていました。
「ダイヤモンドアートをやるのが今の楽しみ」
今の生活について「年金だけでは絶対に生活できません」と断言する投稿者。「毎月マイナスばかりです。外食もなかなかできず、毎日毎日、節約を考えながら生活していて、正直辛いなと思う時があります」と気持ちを吐露します。
いっぽうで、年金生活の楽しみを伺うと「孫と過ごすのが楽しみです」と回答。
さらに「(孫とは)毎日会えるわけではないので、趣味を見つけようと思い、今はまってるのはダイヤモンドアートです。指先も動かすので、ボケ防止になるかなと思いながら、ダイヤモンドアートをやるのが今の楽しみです」と趣味にいそしむ時間も作られているようでした。
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