<目次>
蒲島郁夫熊本県知事(令和6年3月16日現在)とくまモン
蒲島熊本県知事からの挨拶 ©2010熊本県くまモン
モンコレ
くまモン誕生祭の名物といえば、モンコレ。くまモンファッションコレクションだ。 今回はいきなり東アジアをイメージした新衣裳で登場。スリットを示して美脚をアピールしていた。背面には肥後六花が鮮やかに彩られている。(※肥後六花は、肥後椿=ひごつばき、肥後芍薬=ひごしゃくやく、肥後花菖蒲=ひごはなしょうぶ、肥後朝顔=ひごあさがお、肥後菊=ひごぎく、肥後山茶花=ひごさざんか、の熊本を代表する6種の花の総称) くま博(音楽、グルメ、スポーツなどを通じて、熊本の魅力に触れ合う博覧会)で総合プロデューサーを務めたときの衣裳。サングラスに首にかけたトレーナーが「いかにも」だ。腕時計はいつも午後3時、おやつの時間を示している。 くまモンの公式ファンクラブが公募した新衣裳。生産量日本一の熊本のスイカをモチーフにしたデザインが新鮮。 国際サイクルロードレース「マイナビツール・ド・九州2024」応援隊長の衣裳。 熊本では2026年まで毎年、バドミントン国際大会「熊本マスターズジャパン」が開催される。大会PRキャラクターに任命されたくまモン、ユニフォームを披露した。 シェフがフライパンをもって登場、さすがに手つきがいい。これは「熊本県産牛肉消費拡大キャンペーン」の衣裳。 JR肥後大津駅にあるくまモンの秘密基地「くまモンベース」の衣裳。さて、この工具でくまモンは何を作るのか。 今年の誕生祭で大きな話題になったのが、「くまモン、スケボーに挑戦」だった。 イケてるパーカーに身を包み、スケボーを器用に乗りこなし、坂道もなんのその。大きな拍手と歓声が上がった。
誕生祭は「お友だち」とわちゃわちゃ
今年、お祝いに駆けつけたのは、左から栃木県佐野市の佐野ブランドキャラクター・さのまる、群馬県宣伝部長・ぐんまちゃん、熊本県南関町のPRキャラクター・なんかんトッパ丸、くまモンをはさんで熊本県宇土市のキャラクター・うとん行長しゃん、熊本県鞠智城のイメージキャラクター・ころう君、福岡県大牟田市の公式キャラクター・ジャー坊、島根県の観光キャラクター・しまねっこ。 「仲良しのお友だち」にくまモンのいたずらが炸裂。さのまるの腰に差したいもフライを略奪しようとする。 ころう君の刀をいつも奪おうとするのだが、今回はころう君から刀がプレゼントされた。裏には「くまモン、おたおめ」と書いてある。 16日には「ご当地キャラ運動会3番勝負」が行われた。大玉運びや借り物競走など、全員が会場を走り回った。 2日目の17日は雨模様。運動会の代わりにクイズ大会がおこなわれた。ころう君が描いた妙にセクシーなくまモンの似顔絵に場内爆笑。コロッケ&くまモンステージに笑いと驚きが
熊本出身のものまねタレント・コロッケさんとくまモンのステージ。圧巻だったのは、岩崎宏美『シンデレラ・ハネムーン』の4倍速。歌も振り付けも4倍速だが、くまモン、見事に踊りきった。くまモンスクエアでは不測の事態が
昨年の誕生祭でファンを驚かせた、悪モンシスターズ。誕生祭を乗っ取ろうとしたことを「反省している」と語っていたのに、なぜか今年は突然、スクエアに登場し、「イベントをめちゃくちゃくにしてやる」と言っているとか。そこで登場したのが、スクエア地下でトレーニングを続けていると言われているレスラーで、くまモンの友だち「火の国くまもとマスク」だ。 悪モンシスターズ姉が、くまもとマスクのマスクをはがそうとする。危ういマスク。 周りの応援に力をもらい、くまもとマスクが逆襲。悪モンシスターズを倒す。その後、悪モンシスターズは悪ノリ、くまもとマスクを真ん中にセクシーポーズを決めながら写真撮影に応じる。 マスクが見送る中、反省しながら帰るはずが、なぜか悪モンシスターズ、ひそひそ相談している。「今度こそ」と何か企んでいるのかもしれない。シャボン玉に挑戦
16日夜、シャボン玉アーティストとともに夜空にきれいなシャボン玉を飛ばした。誕生祭といえば、さまざまなダンス!
TikTokで閲覧数の多かったダンスをメドレーで踊るなど、今年もくまモンおよびくまモン隊とのさまざまなダンスが披露された。 バスケットボール熊本ヴォルターズ 公式チアリーダーズ『VG』のみなさんとのコラボダンス。 2017年に一般の子どもたちで結成された「くまモン ダンス部」。今回は新たなメンバーがオーディションで選ばれ、キレッキレなダンスを披露した。 誕生祭といえばこれ。「くまモン体操初音ミクバージョン」だ。誕生祭でしか見られないとあって客席も興奮状態。そしてフィナーレは、「くまモン体操」を全員で。 盛り上がった2日間。延べ7万7000人が訪れた。会場には飲食をはじめ、さまざまな出店があり、ノベルティ配布やスタンプラリーなどであちこち奔走する人たちも。
両日とも最後はファンとくまモンとのハイタッチ会がおこなわれ、誰もが満足した様子で帰途についた。
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撮影・文:亀山早苗
フリーライター。明治大学文学部卒業。生涯最初で最後の一目惚れでくまモンと出会う。追っかけ歴11年半。1年の10分の1は熊本に滞在。関連著書に『くまモン力』(イーストプレス)がある。熊本でもくまモンを追いかけ続け、2016年の熊本地震、2020年の豪雨水害で災害から立ち上がる人たちのルポも。くまモン以外の趣味に浪曲、落語、歌舞伎など古典芸能鑑賞。