年金・老後のお金クリニック

月収12万円のパート主婦、厚生年金保険料は毎月いくら?【2024年度】

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。今回は、月収12万円で働いた場合の毎月の厚生年金保険料についてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

執筆者:All About 編集部

  • Comment Page Icon
老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。今回は、月収12万円で働いた場合の毎月の厚生年金保険料についてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

Q:月収12万円のパート主婦、厚生年金保険料は毎月いくら?

「パートとして働く主婦です。月12万円稼いだ場合、厚生年金保険料は、毎月いくら天引きされますか? ボーナスはありません」(40代)
月収12万円でパートをすると、毎月収入から天引きされる厚生年金保険料はいくら?

月収12万円でパートをすると、毎月収入から天引きされる厚生年金保険料はいくら?

A:毎月、給与から天引きされる厚生年金保険料は1万797円となります

相談者のようにパート先で社会保険(健康保険・厚生年金保険)に加入すると、毎月のパート収入から厚生年金保険料・健康保険料・介護保険料が天引きされることになります。ここでは厚生年金保険料について詳しく解説していきます。

厚生年金保険料の額を決める計算をするときには、給料などの報酬そのものの金額ではなく、区切りのよい金額で区分した「標準報酬月額」というものを使用します。

標準報酬月額は8万8000円(1等級)から最高65万円(32等級)までの32等級に分かれていて、それぞれの等級ごとに、厚生年金保険料が設定されています。

相談者は、毎月12万円のパート収入とのこと、協会けんぽ・東京支部『令和6年3月分(4月納付分)からの健康保険・厚生年金保険の保険料額表』を参照すると、厚生年金保険料の標準報酬月額は、11万8000円の5等級に該当します。

毎月の厚生年金保険料は会社と折半となるため、本人負担額は1万797円となり、毎月の給与から天引きされます。

ちなみに、社会保険(健康保険・厚生年金保険)に加入した場合、厚生年金保険料と一緒に、健康保険料・40歳以上の人は介護保険料も天引きされます。相談者の場合は、6832円が健康保険料・介護保険料として天引きされます。よって、1万797円(厚生年金保険料)+6832円(健康保険料と介護保険料)の合計1万7629円の社会保険料が給与から天引きされるということです。

※年金プチ相談コーナーに取り上げてほしい質問がある人はこちらから応募するか、コメント欄への書き込みをお願いします。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)
【編集部からのお知らせ】
・「家計」について、アンケート(2024/12/31まで)を実施中です!

※抽選で30名にAmazonギフト券1000円分プレゼント
※謝礼付きの限定アンケートやモニター企画に参加が可能になります
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます