年金・老後のお金クリニック

現在66歳。公的年金を70歳から繰下げ受給する場合、割増金は月0.7%程度ですか? それとも企業年金をもらっているので減額される?

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、企業年金を受給している方の公的年金の繰下げ受給についてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

執筆者:All About 編集部

  • Comment Page Icon
老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、企業年金を受給している方の公的年金の繰下げ受給についてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

Q:現在66歳。公的年金を繰り下げて70歳からもらう予定ですが、繰り下げに伴う割増金は月0.7%程度でしょうか? それとも企業年金をもらっているので減額される?

「現在66歳です。公的年金はまだ手続きをしてなくてもらっていません。企業年金は2カ月で3万円弱もらっています。質問は、公的年金を繰り下げて70歳からもらう予定ですが、繰り下げに伴う割増金は月0.7%程度でしょうか? それとも企業年金をもらっているので減額されるのかを教えていただきたいです」(シンバ犬)
企業年金をもらっている人の「公的年金の繰下げ受給」

企業年金をもらっている人の「公的年金の繰下げ受給」

A:企業年金をもらっていても、繰下げ受給の増額率は、ひと月あたり0.7%とかわりません。企業年金をもらっていることで公的年金は減額されません

日本の公的年金制度は、老齢基礎年金(1階部分)と老齢厚生年金(2階部分)の2階建てとなります。自営業などが加入する年金制度は、老齢基礎年金(1階部分)のみとなります。会社員や公務員など厚生年金加入者は、老齢基礎年金(1階部分)に老齢厚生年金(2階部分)が上乗せされて両方もらえます。

さらに、企業年金制度を設けている会社に勤めている厚生年金加入者は、老齢基礎年金(1階部分)+老齢厚生年金(2階部分)+企業年金を受け取れます。

また、老齢年金(老齢基礎年金と老齢厚生年金)は原則65歳から受給できますが、希望すれば、60歳~75歳になるまでご自身で選択できます。

65歳では受け取らずに66歳以降受け取ることを繰下げ受給と言い、繰下げ期間に応じてひと月あたり0.7%増額され、この増額率は一生涯変わりません。65歳より遅らせれば遅らせるほど、繰り下げた月数×0.7%増額されますので、繰下げ受給額が多くなります。

基本的に企業年金をもらっていても、繰下げ受給の増額率は、ひと月あたり0.7%とかわりませんし、企業年金をもらっていることで公的年金が減額されることはありません。

しかし、企業独自での規約や規則が設けられており、その規約に準ずることになりますので、詳細については、加入している企業年金制度まで問い合わせして確認しましょう。

※年金プチ相談コーナーに取り上げてほしい質問がある人はこちらから応募するか、コメント欄への書き込みをお願いします。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)
【編集部からのお知らせ】
・「家計」について、アンケート(2024/4/30まで)を実施中です!

※抽選で30名にAmazonギフト券1000円分プレゼント
※謝礼付きの限定アンケートやモニター企画に参加が可能になります
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます