貯蓄

僕ら人間がつい浪費しちゃう遊び4つって?

今回は、フランスの社会学者であるロジェ・カイヨワ先生の「遊びと人間」を参考にして、人間がつい浪費してしまう4つの遊びについて、紹介していきます。

中原 良太

執筆者:中原 良太

エビデンスに基づく資産活用&マネープランガイド

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浪費に結びつく「遊び」って何?

浪費に結びつく「遊び」って何?

 

つい浪費しちゃう4つの遊びとは?

今回は、フランスの社会学者であるロジェ・カイヨワ先生の「遊びと人間」を参考にして、僕ら人間がつい浪費しちゃう遊びについて考えていきます。

カイヨワ先生といえば遊びについて論考した人で、楽しい遊びには「4つの分類があるぞ!」と提唱した人物でもあります。

カイヨワ先生曰く、人間は以下の4つに分類する「遊び」に、強く惹かれるそうです。

1:競争
2:模倣(人まねなど)
3:運(賭博など)
4:目まい(絶叫マシーンなど)


「人間はこれら4つに強く惹き寄せられるため、ついコスパを度外視してお金を使いがちになる」と僕は考えています。具体的には以下の通りです。

1つ目の「競争」は、たとえば「ステータスシンボル」と呼ばれる高級車やタワーマンションの高層階など、豊かさを他人と争う行動が挙げられます。この手のマウンティングが好きな人は金遣いも荒いため、お金を貯めるのは難しいかもしれません。

2つ目の「模倣」は、たとえば「有名人と同じ服がほしい!」みたいな行動が挙げられます。小説や映画、テレビなどの物語が愛されるのは、僕ら視聴者が登場人物の「生き様をなぞれる」からです。この手の模倣が体験できる物語は楽しすぎるので、お金だけでなく時間も奪われやすい点に注意が必要です。

3つ目の「運」は、たとえば宝くじなどの数学的に不利な賭け事に手を出す行動が挙げられます。少額ならよいでしょうが、入れ込んでしまわないように注意が必要です。

4つ目の「目まい」は、バブル期に流行した「ディスコ」などが良い例かもしれません。派手なライトがチカチカと点滅する感覚は非日常的で、いつの時代もドハマりする人がいます。

上記4点に共通するのは「金に糸目をつけなくなるくらい楽しい」という点です。節度を保って遊ぶうちはよいですが、タガが外れないように気をつけましょう。

まとめ

要点をまとめると、僕らがつい浪費しちゃう4つの遊びとは以下のとおりです。
1:競争
2:模倣(人まねなど)
3:運(賭博など)
4:目まい(絶叫マシーンなど)


この4点が組み合わさった遊びは、極めて中毒性が高いので気をつけましょう。

最近であれば、「対戦形式で、運要素が絡む、目がチカチカする演出で、有名人もやっているソシャゲ」などは、重課金する人も多く見かけます。楽しい遊びの要素を全部備えてますね(笑)。

節度を持って楽しむならよいでしょうが、沼にハマると際限なくお金を使いかねません。

ウラを返すと、お金を使わずとも上記4点を満たす遊びを自分で用意すれば、すくない支出でも楽しく遊ぶことができるはずです。「ついつい遊びにお金を使いすぎちゃう!」という方は、参考にしていただけると幸いです。
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