男のこだわりグッズ

空スペースを“磁石×ホッチキス”で有効活用する新発想! コクヨ「壁につけるマグネット」の開発秘話(3ページ目)

コクヨの「壁につけるマグネット」は、空いている壁を簡単にマグネットボードにしてしまうアイテムです。しかも、壁にスチール板を直接貼り付けない工夫がされていて、壁を傷つけにくいのです。気軽に楽しく、世間的に言うところの「壁活」が楽しめるアイデアの秘密を、コクヨの開発担当スタッフに伺いました。

納富 廉邦

執筆者:納富 廉邦

男のこだわりグッズガイド

耐荷重は50gだが、利用範囲はかなり広範囲にわたる

壁につけるマグネット使用例2

丸マグネット1個の耐荷重は約50g。少なそうだが、写真のようなアクセサリーやチャーム類は問題なくかけられる強度がある

「耐荷重は丸いタイプで50gにしています。50gというとかなり軽く感じるかもしれませんが、A4コピー用紙で5枚くらいは留められるんです。なので、絵はがきや写真を留めるには十分だと思います。さらに、マグネットには溝がついていて、それは着脱のしやすさもあるのですが、この溝に紐などを掛けることもできるんです。なので、アクセサリーなどを掛けて壁を飾ってもらえたらと思っています」と河井さん。

耐荷重50gというのは、この「壁につけられるマグネット」シリーズで使われているマグネットを使った場合の話で、市販のもっと強力なマグネットを使えば、耐荷重は増えます。ただ、ホッチキスで壁に固定しているため、あまり強力なマグネットを使うと、マグネットを外すときに、ボードまで一緒に外れてしまうことがあります。「あまりガッツリ家具的に使うというより、画鋲やピンで留めるものの代わりに使っていただく商品ですね」と河井さんも言います。
バータイプの溝を棚のように使う例

丸タイプだけでなく、バータイプにも上部に溝がついている。そのため、このように写真などを置くような使い方もできる

このマグネットに付いている溝が、実際に使うと、いろいろといい仕事をしてくれるのです。ネックレスやチャームを引っ掛けることもできるし、バータイプのマグネットなら、その溝に絵はがきなどを立て掛けてレールのような使い方もできます。

なので、このマグネットを玄関ドアや冷蔵庫の扉などに貼っておくのも便利なのです。マグネットというとどうしても貼る、留めるという使い方を想定するのですが、この溝のおかげで、掛ける、置くという使い方も可能になっているというのは、シンプルだけど、素晴らしいアイデアだと思うのです。

>次ページ:壁への負担を最小限にすることを重視した設計
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