現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、栃木県在住73歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
写真はイメージです
同居家族構成:本人のみ
居住地:栃木県
リタイア前の雇用形態:派遣・契約社員
リタイア前の年収:250万円
現在の貯蓄額:預貯金約900万円、リスク資産50万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:国民年金5年、厚生年金17年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万3563円老齢厚生年金(厚生年金):1万7411円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):遺族年金4万26円
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金1万2125円(年額)
配偶者の年金や収入:なし
「ひと月の生活費は11万円ほど」
現在の年金額について「満足している」と回答した今回の投稿者。その理由として「生活出来ているので。また仕事があるので」と語っています。
ひと月の支出は約「11万円」。年金で「毎月賄えている」と回答されています。
「週4~5日6時間の仕事で月8万円の収入」
年金で足りない支出がある際には、「仕事の収入から3万円位補填」しているという投稿者。お仕事内容は、「シルバー人材センターでの仕事です。別荘、ホテル、観光施設などのお庭掃除や農家からの依頼。繁忙期は3月から12月上旬頃まで。平均週4日、5日。朝8時から15時まで(昼休憩を抜いて)6時間」だそう。
収入は時期によってばらつきがあるとのことですが、「月平均8万円」。
仕事を探すきっかけは、「60歳で定年退職して3年ほど何もしないでいましたが家で座っているのが退屈に」なったことだそう。
ただ「仕事を探してもやはり、その頃は60歳過ぎて(求職情報が)あまりありませんでした」。そのため「シルバー人材センターにお世話になりました」と説明されています。
実際のお仕事について、「私は73歳ですが一緒に仕事をしている方々は80歳を越えてる方が何人もいます。二人から四人組で仕事にいくので、世間話や愚痴、テレビのニュースなど(の話をすることが)ストレス発散です。仕事は体力が必要ですね。夏の暑さがきついです。雨が降り出すと雨具を着て何とか終わらせます。庭の草取りなどは、終わった後のきれいさに達成感があります」と大変ながらも充実した様子がうかがえます。
「子どもに頼らずにひとりで生活できている」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには、「貯蓄をしっかりとしておくべきでした」と語る投稿者の女性。それでも年金暮らしでは、「楽しみはひとりで遊びに行けること。ドライブや旅行。子供に頼らずに生活できている事」が喜びとのこと。
「不安は健康でいつまでいられるか。不満は特にないです」とコメントされていました。
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