「自己肯定感高すぎるパートナー」どう対処すべき?
自己肯定感高すぎる人は「自分が世界一」だと信じて疑わない
自己肯定感とは「ありのままの自分を肯定する」感覚のこと。自己肯定感が高い人は、自分を信じ物事をポジティブに考えます。逆に自己肯定感の低い人は、自分を信じられず物事をネガティブに考えがちです。付き合うならば、自己肯定感が低い人より高い人のほうがいいと思う人も多いでしょう。しかしそれも程度問題。自己肯定感の高すぎる人が周囲に与える影響は、いいものばかりとは限りません。むしろ話が通じなかったり、ついていけない気持ちになってしまうことも。
例えば自己肯定感の高すぎる彼氏と、一緒にスノーボードを始めたとします。彼は「本気出せばすぐ上達する」と信じているので、練習もせず雪山に行ってしまうでしょう。初心者レッスンを受けている人を見れば「大変だな凡人は」などとバカにします。そんな彼氏、イヤですよね。
自己肯定感の高すぎる人は、全ての他人を「自分より下」だと思っています。なんの根拠もなく「世界で1番すごいのは自分」だと信じて疑わないので、たいした努力もしません。そのポジティブさには感心しますが、このままでは大人になるほど「中身のない人」になってしまうのではないでしょうか。
自己肯定感が高すぎるのは、“自信のなさ”の裏返しかも……
自己肯定感が高すぎる人は、いつでも自分は認められ、皆から愛され特別扱いされると信じ、周囲にもそれを強要します。特別扱いされなければ怒り、周囲と衝突してしまうことも。面倒な人ですね(笑)。自己肯定感の高い人は、自信に満ちあふれているように見えます。しかし高すぎる人においては逆かもしれません。「自分は正しい」という思い込みは、自信のなさを内面に秘めている故の虚勢のようにも見えます。
自己肯定感の高い人は、素直でもありますが、高すぎる人は素直ではありません。プライドが高く、自分の非を認めず「俺が正しい、間違っているのは相手」だと居直ります。そんな自己肯定感の高すぎる人に責任を押し付けられようものなら、たまったもんじゃありません。
聞く耳を持たない人には何を言っても無駄。こちらの正義を通そうとしても、正しさのぶつかり合いになるだけです。そんな自己肯定感の高い人とは、できればあまり親しくなりたくありません。だけどそんな人とは知らず、好きになってしまったパートナーが「自己肯定感高すぎ」だったら、どう接すればいいのでしょうか。
正しい対処法は「適度にヨイショ」
自己肯定感は意外と厄介なもの。もともと高い人が低く変化することは稀ですが、もともと高めの人がより高くなってしまうのには、いくつかの背景が想定されます。1. 家庭環境により、自己肯定感が高すぎるキャラに育ってしまったケース
2. パートナーの前でだけ「自己肯定感高すぎ野郎」キャラに変貌してしまうケース
3. 職場だけ「いいところを見せたい」意識が出て、自己肯定感を爆上がりさせてしまうケース
うち1だけは「三つ子の魂」なので今後も変わる可能性は低いですが、2もしくは3であれば、あなたとの関係性により態度が変わっているのかもしれません。
いずれにしても、自己肯定感が高すぎる人への接し方はただ1つ。「適度にヨイショして、いい気分でリラックスしてもらう」ことです。
自己肯定感の高すぎる人も、24時間ずっと高すぎるわけではありません。気が抜けているときなど、本来の「自己肯定感が(ほどほど)高めのポジティブな人」モードになっているときは、付き合いやすいはずです。
自己肯定感が高すぎるパートナーと気分よく付き合うためには、その「抜けている」モードをキープしてもらうのが1番。具体的には、気合いの入った「自己肯定感丸出し」なときは軽く受け流し、気合いが入っていないときばかり褒め殺すのです。
「カッコつけないときもカッコいいよね」「私の前では、いつでもリラックスしてほしいな」
本人にとっては心外でも、なにせ自己肯定感の高すぎる人ですから、何度も褒められれば「そういうものか」と納得します。「彼女の前では脱力モード」が身につけば、おのずと自己肯定感高すぎモードが発揮される場面は減っていくでしょう。
他人を変えることはできません。だけどあなたに接するモードを切り替えることは可能。自己肯定感が高すぎる人は「俺にできないことはない」のです(笑)。