年金・老後のお金クリニック

現在90歳の男性。特別支給の老齢厚生年金は申請できるのでしょうか? 元教員で20万円くらい年金をもらっています

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。今回は、現在90歳の男性が特別支給の老齢厚生年金を請求できるのかについてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

All About 編集部

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。今回は、現在90歳の男性が特別支給の老齢厚生年金を請求できるのかについてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

Q:現在90歳、男性。元教員で年金を20万円くらいもらっています。特別支給の老齢厚生年金は申請できますか?

「現在90歳の男性。特別支給の老齢厚生年金は申請できるのでしょうか? 元教員で20万円くらい年金をもらっています」(ねこさん)
現在90歳。今から特別支給の老齢厚生年金を請求できる?

現在90歳。今から特別支給の老齢厚生年金を請求できる?

A:時効によって年金を受ける権利(基本権)が消滅しておりますので、申請できません

相談者は、厚生年金に1年以上加入している等の要件を満たしていれば、本来60歳から特別支給の老齢厚生年金を受け取れます。

しかし老齢年金を受け取れる権利には時効があります。年金を受ける権利(基本権)が発生してから5年を経過していると、時効によって消滅します。

もし相談者が、やむを得ない事情で、時効が完成する前に請求をすることができなかった場合は、その理由を書面で申し立てることで、時効消滅させない取扱いがあります。

年金事務所で相談してみてはいかがでしょうか?

※年金プチ相談コーナーに取り上げてほしい質問がある人はこちらから応募するか、コメント欄への書き込みをお願いします。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)
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