30代・子どもあり・共働き・会社員におすすめの新NISAの運用方法は?
このような悩みに対して、著書『知りたいことがぜんぶわかる!新NISA&iDeCoの超基本』を上梓した経済ジャーナリストの酒井富士子さんがお答えします。今回は、「30代・子どもあり・共働き・会社員におすすめの新NISAの運用方法は?」についてです。
Q. 30代・子どもあり・共働き・会社員におすすめの新NISAの運用方法は?
「33歳(妻30歳、子ども2歳)の会社員男性で世帯年収650万円です。自分に合った新NISAの運用方法を教えてください」A. 米国株式型の投資信託などで最低月5万円は積み立てましょう!
30代で子どもがいる共働き会社員は、住宅購入や教育費などライフイベントに伴う大きな出費に備えて、計画的にお金を貯める必要があります。子どもの教育費やマイホーム、自動車の購入資金など、近い将来に大きな出費が控えているため、まずは新NISAを積極的に活用して短~中期的な資金を貯める必要があります。
共働きで資金に余裕があれば、毎月の積立額は最低でも5万円に設定し、新NISA「つみたて投資枠」でガッツリ資産形成を目指すとよいでしょう。
日々の生活費を少し見直す必要があるかもしれませんが、無理な金額ではないはずです。
資金に余裕のあるうちに毎月5万円を積み立てておくと、後々のマネープランも楽になりますし、ここが頑張り時だと思ってください。 それでは、具体的にどんな投資信託で運用するとよいのでしょうか。
積極的に攻めたい場合は、上図の【米国重視派】のように米国株式型50%、全世界株式型50%のポートフォリオをおすすめします。長期的に成長を続ける米国市場へ投資できる米国株式型であれば、大きく資産を増やせる期待もありますよ。
一方で、もう少し幅広く運用したいという場合は、上図の【地域分散派】のように、先進国・日本国内・新興国株式と幅広い地域へ分散投資するのもよいでしょう。投資リスクも分散され、新興国などの成長にも期待できます。
新NISAについてより詳しく知りたい方は、酒井富士子さんの著書『知りたいことがぜんぶわかる!新NISA&iDeCoの超基本』(Gakken)をお読みください。