Q:妻は65歳あたりから老齢基礎年金を受給しています。私が老齢基礎年金と老齢厚生年金を受けると、妻の老齢基礎年金は停止されてしまうのですか?
「1953年7月生まれの70歳男性です。67歳の配偶者と現在2人暮らしです。妻は65歳あたりから第3号被保険者での老齢基礎年金を受給しています。当時私はまだ働いていたので年金支給は受けていませんでした。私の年金手続きは令和4年11月に老齢基礎年金の申請を行い、確か12月より受給を受けました。そして令和5年6月末で退職しましたので、7月に老齢厚生年金の手続きに行き、この10月から老齢基礎年金+老齢厚生年金の受給予定です。質問は、私が老齢基礎年金+老齢厚生年金を受けると妻の老齢基礎年金は停止されてしまうのですか? もし停止されるとなると、そのような説明は年金事務所からはなく、妻の年金保険を合わせた額で生活設計をしていたので、今後どうしようかと悩んでいます。妻の老齢基礎年金が継続できる方法があるのでしたら教えてください」(70歳の主夫さん)
夫が老齢基礎年金と老齢厚生年金を受給したら、妻の老齢基礎年金は支給停止されてしまう……?
A:相談者と妻の年金受給額を合わせた金額で生活設計を立てるので問題ありません
相談者のように、老齢基礎年金と老齢厚生年金を受け取っても、配偶者が受け取っている老齢基礎年金が支給停止になることはありません。よって、年金事務所からは通知(案内)されません。
妻の年金受給額を合わせた年金受給額で生活設計を計画されても問題ありません。
老後の年金生活は、経済的にも精神的にも豊かに過ごしたいものです。そのためにも年金生活の生活設計は大切です。ぜひご家族と相談し、前向きにすすめていきましょう。
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監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)