資産運用

Q. 新NISAを始めるなら金融機関はどこを選べばよい?

新NISAの疑問について、著書『知りたいことがぜんぶわかる!新NISA&iDeCoの超基本』を上梓した経済ジャーナリストの酒井富士子さんがお答えします。今回は、「新NISAを始めるなら金融機関はどこを選べばよい?」についてです。

酒井 富士子

執筆者:酒井 富士子

60代の得する働き方ガイド

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金融機関

新NISAを始めるなら金融機関はどこを選べばよい?

2024年1月からスタートする新NISA。年間の投資枠が大幅にアップするなど使い勝手が良くなりますが、「仕組みが理解できない」「自分に合った投資方法が分からない」などと活用をためらっている人も多いのではないでしょうか。
 
このような悩みに対して、著書『知りたいことがぜんぶわかる!新NISA&iDeCoの超基本』を上梓した経済ジャーナリストの酒井富士子さんがお答えします。今回は、「新NISAを始めるなら金融機関はどこを選べばよい?」についてです。

Q. 新NISAを始めるなら金融機関はどこを選べばよい?

「新NISAを始めたいのですが、証券会社や銀行など金融機関はどこを選べばよいのでしょうか?」

A. サポート重視なら銀行、投資の自由度を重視するなら証券会社

新NISA

出典:酒井富士子『知りたいことがぜんぶわかる!新NISA&iDeCoの超基本』(Gakken)

新NISAを始めるには、まずは金融機関にNISA専用口座を開設する必要があります。

金融機関には銀行や証券会社などがありますが、どの金融機関を選ぶかは自分の投資スタイルによって変わってきます。

例えば、コツコツと投資信託を積み立てていくスタイルの人なら、銀行・証券会社のいずれでもOKです。

一方、株式も購入したいという人なら、証券会社という選択になります。銀行では株式は購入できませんからね。

一般的に、直接相談できてサポートが手厚いのが銀行。商品ラインナップが豊富で自由度が高いのが証券会社です。

銀行なら、店舗に行けば対面で相談に乗ってもらえます。対面型の証券会社でも相談に乗ってもらえますが、普段からなじみのある銀行と比べると、ちょっとハードルが高いかもしれませんね。給与振込口座の銀行を選べば、資金を移動させる手間が省けるというメリットもあります。

ゆうちょ銀行でも新NISAを扱っています。ゆうちょ銀行なら全国にあるので、近所の店舗で相談できますね。

ただ、銀行でも証券会社でも、コールセンターが設置されています。店舗のないネット証券も同様です。電話でも充分だと考えるのなら、銀行にこだわる必要はないかもしれません。それよりも、将来的に投資の幅を広げたいと考えているのなら、商品ラインナップを重視しましょう。

銀行だとつみたて投資枠の対象商品は数本~数十本程度というのが一般的ですが、ネット証券なら100本以上取り揃えているところが多いです。積立金額や積立のタイミングも、証券会社のほうがバリエーションが多いですね。

コールセンターの受付時間は金融機関によって違います。夜は何時までなのか、土日はやっているのかなどはチェックしておきましょう。
新NISA

新NISAについてより詳しく知りたい方は、酒井富士子さんの著書『知りたいことがぜんぶわかる!新NISA&iDeCoの超基本』(Gakken)をお読みください。



 
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