株主優待

投資家・桐谷さんに質問!「もし持ち株の株主優待がなくなった場合、売却しますか?」

個人投資家の桐谷広人さんが、YouTubeチャンネル『All Aboutマネー』のライブ配信に出演。読者や視聴者から寄せられた投資や株主優待にまつわる質問に、回答してくださいました。今回は「持ち株の株主優待が廃止になった場合、売却するか」についてです。

All About 編集部

個人投資家の桐谷広人さんが、YouTubeチャンネル『All Aboutマネー』のライブ配信に出演し、読者や視聴者から寄せられた投資や株主優待にまつわる質問に回答してくださいました。
 

Q. 持ち株の株主優待が廃止になった場合、売却しますか?

「お持ちの株の株主優待がなくなると発表されたら、桐谷さんは売却しているのでしょうか?」
(よまたけ/43歳/広島県)

――今回はこんな質問に、桐谷さんが答えてくださいました。
 

「優待がなくなると発表されて売却したのは10%もないですね」(桐谷さん)

日本たばこ産業が2022年12月に優待制度を廃止したり、オリックスが2024年3月末に優待制度を廃止すると発表したり、最近優待をやめる会社が何十社かありましたが、私は全然(持ち株)を売っていません。今は優待をなくしても配当を増やす企業が結構増えているので、株価はあまり下がらないんです。

優待制度はたくさん株を持っている人(大口投資する)より、ちょっとだけ持っている人(小口投資)の方が利回りが高くなるため、個人投資家に有利な制度です。それで、機関投資家(顧客から集めた資金を運用・管理する法人投資家)が優待やめて配当を増やすように運動をやっているんです。

その圧力に負けて優待をやめる企業が結構出てきているのです。優待をやめても、配当金を増やしてくれる企業であれば、持っていても大丈夫かなと思っています。

私の場合、優待がなくなると発表されて売却したのは10%もないですね。(優待がなくなっても)ずっと我慢して持っています。最近では、海帆<3133>という会社が優待をやめていましたが、再開したことで株価も復活してきたということもありました。

このように、優待をやめてもまた再開する企業もあります。私は1000銘柄ぐらい持っていますので、小さなことで一喜一憂して、ジタバタしないようにしています。

教えてくれたのは……桐谷広人さん
1949年広島県出身。将棋棋士・投資家。日本テレビ系バラエティ番組『月曜から夜ふかし』に出演し、現金を使わない「株主優待生活」が話題になった。現在はテレビや講演会、雑誌などで幅広く活躍。『日経マネー』(日経BPマーケティング)、『ダイヤモンドZAi(ザイ)』(ダイヤモンド社)で連載中。
 
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品や投資行動を推奨するものではありません。
投資や資産運用に関する最終的なご判断はご自身の責任において行ってください。
掲載情報の正確性・完全性については十分に配慮しておりますが、その内容を保証するものではなく、これに基づく損失・損害などについて当社は一切の責任負いません。
最新の情報や詳細については、必ず各金融機関やサービス提供者の公式情報をご確認ください。

あわせて読みたい

カテゴリー一覧

All Aboutサービス・メディア

All About公式SNS
日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
公式SNS一覧
© All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます