年金・老後のお金クリニック

特別支給の老齢厚生年金は65歳を過ぎていても申請できますか?

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。今回は、請求せずにいた特別支給の老齢厚生年金についてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

執筆者:All About 編集部

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老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。今回は、請求せずにいた特別支給の老齢厚生年金についてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

Q:特別支給の老齢厚生年金は65歳を過ぎていても申請できますか?

「60代前半でもらえる特別支給の老齢厚生年金は、65歳を過ぎていたとしても申請できますか」(のんびり屋さん)
請求せずにいた特別支給の老齢厚生年金について解説

請求せずにいた特別支給の老齢厚生年金について解説

A:65歳を過ぎていたとしても、特別支給の老齢厚生年金を受け取れる権利が発生してから5年経過する(時効)前であれば、年金請求(申請)の手続きができます

年金を受け取る権利には、期限があります。年金を受け取る権利が発生してから5年を過ぎてしまうと(5年1カ月になる時)時効になり、受け取れなくなります。国民年金法(第102条第1項)と、厚生年金法(第92条第1項)により、法律で定められています。

65歳を過ぎていたとしても、特別支給の老齢厚生年金を受け取れる権利が発生してから、5年が経過する前に申請(請求手続き)するのであれば、受け取れます。

年金を請求できる権利には、期限(時効)がありますので、うっかり手続きを忘れて権利が消滅する前に、速やかに請求手続きすることをおすすめします。

※年金プチ相談コーナーに取り上げてほしい質問がある人はこちらから応募するか、コメント欄への書き込みをお願いします。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)
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