おすすめ優待銘柄1:ひろぎんホールディングス<7337>
ひろぎんホールディングス<7337>は、100株7万9000円(※)ほどで買うことができます。配当が4.55%あり、その他に優待として500円のクオカードが1枚、ひろしま美術館の無料招待券が2枚もらえます。美術館の入館料は一般1000円ですから、2枚で2000円です。これを合わせると利回り8%ほどになり、特別展の期間は入館料がアップするため、もっと利回りが上がります。
おすすめ優待銘柄2:バロックジャパンリミテッド<3548>
バロックジャパンリミテッド<3548>は、100株8万6300円(※)です。配当が4.4%あり、衣料品に使える2000円の買い物券が年2回もらえ、総合利回りがかなり高いです。買い物券は一度の買い物で2枚使え、オンラインでも利用できるので使い勝手がいいです。以前、定価3000円ぐらいのキャミソールがバーゲンで1000円くらいになっていたので、買い物券を使って買い、それを友達にあげました。優待券は期限が来ると紙切れになるため、何でもよいので品物に換えて、欲しい人がいたらあげるというのがいいと思います。
おすすめ優待銘柄3:プロネクサス<7893>
プロネクサス<7893>は100株9万7600円(※)で買うことができますが、もしかしたら今後10万円を超す可能性もあります。配当が3.69%あり、優待が500円のクオカードですが、長期保有優遇がついています。100株を1年持つと1000円、3年持つと1500円、5年持つと2000円、10年以上持つと3000円に金額がアップします。私は12年前に買ったので、毎年3000円のクオカードをもらっています。
12年前に買ったときは、100株で4万4000円ぐらいだったので、そのときから見たらクオカードと配当、合わせて毎年十数%の利回りをもらっています。長期保有優遇がある優待株は、最初は大したことなくても、だんだん利回りが増えていくのが良い点です。
おすすめ優待銘柄4:フジ日本精糖<2114>
フジ日本精糖<2114>という砂糖の会社は、100株6万7700円(※)で買えます。最近増配し、配当だけで4.43%あります。昨年、保有株数に応じて自社製品を贈る優待を廃止すると発表したところ、株主から「優待をやめないでほしい」という声が多くあがり、1年も経たずに優待が復活しました。
以前の権利確定は毎年3月でしたが、優待制度が再開してからは9月に変わりました。さらに増配になったことで、1株499円だった株価(株主優待制度の再開を発表した2023年5月22日時点)が1カ月で677円になり、100株保有の場合で2万円近く上がりました。優待株は、優待を廃止したら株価が下がり、優待の新設を発表したり拡充したりすると上がります。このように優待株は、優待によって左右されたりもするので、少し注意が必要です。
――いかがでしたか。優待投資デビューを考えている方や、まずは少額から株にチャレンジしたいという方は参考にしてみてはいかがでしょうか。また、動画でも予算別に桐谷さんがおすすめの優待銘柄を紹介しているので、ぜひあわせてご覧ください!
将棋棋士・投資家。日本テレビ系バラエティ番組『月曜から夜ふかし』に出演し、現金を使わない「株主優待生活」が話題になった。現在はテレビや講演会、雑誌などで幅広く活躍。『日経マネー』(日経BPマーケティング)、『ダイヤモンドZAi(ザイ)』(ダイヤモンド社)で連載中。
※紹介している株価や配当金は、動画の収録日(6月19日)時点のものになります。
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