節約

エアコン除湿、除菌スプレーetc…「良かれと思って」が逆効果! “やってはいけない”3つのカビ対策

湿度が高い時期になると気になる浴室やエアコンのカビ。掃除のやり方を間違えると、余計にカビを繁殖させてしまうことにもなりかねません。今回は「やってはいけない」3つのカビ対策をご紹介します。

矢野 きくの

執筆者:矢野 きくの

節約・家事・100円ショップガイド

梅雨の時期になると気になるカビ。一度発生すると増えてしまうし、吸い込むと健康を害する原因にもなりかねません。そのため、カビを生やさない状態を維持することと、カビを見つけたらすぐに除去することが必要です。

今回は、「やってはいけない」カビ対策を3つご紹介します。
 

1. カビを見つけたらブラシで落とすはNG

カビを発見したら、洗剤をつけてブラシでゴシゴシと擦り取りたくなってしまうものですが、これは避けたほうがいいでしょう。カビは小さな胞子で構成されているので、ブラシで擦ることによって胞子が飛び散り、カビ菌を拡散してしまうからです。
お風呂のパッキンのカビの取り方

パッキンのように柔らかい場所はカビ取り剤を塗布してからラップでパックする

またドアのパッキンのような場所は、ブラシできつく擦ることによって傷がついてしまい、その傷にカビが入り込んでしまうこともあります。

カビを見つけたら、カビ取り剤をスプレーし、ラップでパックをして10分ほど経ってから洗い流すようにしましょう。ひどいカビ汚れには、ジェルタイプのカビ取り剤を使うのもおすすめです。
ひどいカビ

ひどいカビにはジェルタイプがおすすめ

 

2. エアコンのカビを防ぐために除湿で運転するのはNG

エアコンもカビが発生しやすい場所のひとつ。フィルターについているホコリや手前のルーバー扉、内部の熱交換器にカビが生えることがあります。

まずはフィルターにホコリがつかないよう、定期的に掃除をする必要があります。手が届くルーバー扉も拭き掃除をしましょう。

内部にカビを生やさないためには、除湿運転ではなく、冷房を使い終わった後に送風運転をするのがおすすめです。「除湿」というと乾燥させてくれそうなイメージですが、冷房や除湿で運転する際、エアコンは室内の空気から水分を取るため、内部には水滴がついている状態です。
エアコンの送風でカビ防止

冷房のあとには送風運転をする習慣を

最近のエアコンの中には、冷房が終わると自動で数分送風運転が始まるものもありますが、そのような機能がついていないのであれば、冷房が終わったら20~30分送風運転をする習慣をつけましょう。
 

3. 靴に除菌スプレーをたっぷりかけ、シューズボックスにしまうのはNG

靴の臭いや菌を取るために、布用の消臭除菌スプレーを使っている人も多いでしょう。

一日履いて脱いだ靴に、たっぷりとスプレーをするのはいいのですが、そのままシューズボックスにしまうのはNGです。濡れたままの靴をシューズボックスに入れてしまうと、シューズボックスの中の湿度が高くなってしまい、カビを発生させる原因になってしまいます。

一日履いて脱いだ靴は、スプレーの使用有無に関わらず、少なくとも翌朝までは玄関に出しておき、乾燥してからシューズボックスにしまうようにしましょう。
 
今回ご紹介した内容を参考に、家の中のカビ対策をしてくださいね。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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