今回は、「やってはいけない」カビ対策を3つご紹介します。
1. カビを見つけたらブラシで落とすはNG
カビを発見したら、洗剤をつけてブラシでゴシゴシと擦り取りたくなってしまうものですが、これは避けたほうがいいでしょう。カビは小さな胞子で構成されているので、ブラシで擦ることによって胞子が飛び散り、カビ菌を拡散してしまうからです。 またドアのパッキンのような場所は、ブラシできつく擦ることによって傷がついてしまい、その傷にカビが入り込んでしまうこともあります。カビを見つけたら、カビ取り剤をスプレーし、ラップでパックをして10分ほど経ってから洗い流すようにしましょう。ひどいカビ汚れには、ジェルタイプのカビ取り剤を使うのもおすすめです。
2. エアコンのカビを防ぐために除湿で運転するのはNG
エアコンもカビが発生しやすい場所のひとつ。フィルターについているホコリや手前のルーバー扉、内部の熱交換器にカビが生えることがあります。まずはフィルターにホコリがつかないよう、定期的に掃除をする必要があります。手が届くルーバー扉も拭き掃除をしましょう。
内部にカビを生やさないためには、除湿運転ではなく、冷房を使い終わった後に送風運転をするのがおすすめです。「除湿」というと乾燥させてくれそうなイメージですが、冷房や除湿で運転する際、エアコンは室内の空気から水分を取るため、内部には水滴がついている状態です。 最近のエアコンの中には、冷房が終わると自動で数分送風運転が始まるものもありますが、そのような機能がついていないのであれば、冷房が終わったら20~30分送風運転をする習慣をつけましょう。
3. 靴に除菌スプレーをたっぷりかけ、シューズボックスにしまうのはNG
靴の臭いや菌を取るために、布用の消臭除菌スプレーを使っている人も多いでしょう。一日履いて脱いだ靴に、たっぷりとスプレーをするのはいいのですが、そのままシューズボックスにしまうのはNGです。濡れたままの靴をシューズボックスに入れてしまうと、シューズボックスの中の湿度が高くなってしまい、カビを発生させる原因になってしまいます。
一日履いて脱いだ靴は、スプレーの使用有無に関わらず、少なくとも翌朝までは玄関に出しておき、乾燥してからシューズボックスにしまうようにしましょう。
今回ご紹介した内容を参考に、家の中のカビ対策をしてくださいね。