年金・老後のお金クリニック

ボーナスの金額が多くなると、税金や社会保険料は多くなりますか?

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、ボーナスを多くもらうと、天引きされる税金や社会保険料も多くなるのかについてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

執筆者:All About 編集部

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老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、ボーナスを多くもらうと、天引きされる税金や社会保険料も多くなるのかについてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

Q:ボーナスの金額が多くなると、税金や社会保険料は多くなりますか?

「会社からボーナスをもらえることになりました。ボーナスの金額が多くなると、税金や社会保険料は多くなりますか? 将来もらえる年金も多くなりますか?」(32歳・会社員)
天引きされる税金や社会保険料に、ボーナスの金額は関係してくる?

天引きされる税金や社会保険料に、ボーナスの金額は関係してくる?

A:支給されるボーナスが多い人ほど、天引きされる税金や社会保険料の金額も多くなります。その分、将来もらえる年金も多くなります

相談者のような会社員の人は、毎月の給与収入から、税金の他に社会保険料、つまり厚生年金保険料、健康保険料(40歳以上の人は介護保険料も含みます)、雇用保険料が引かれていると思います。ボーナスが支給されると、ボーナスからも同じように引かれます。

たとえば、令和5年度の東京都の協会けんぽに加入の場合、毎月の給与から引かれている厚生年金保険料は、標準報酬月額×保険料率(18.3%)で計算されます。厚生年金保険料は、勤務先と折半しますので、相談者が負担する保険料は、18.3%の半分(9.15%)が引かれます。

標準報酬月額とは、給与をもとに1等級から32等級まであり、等級があがれば標準報酬月額もあがります。給与が高い人ほど標準報酬月額が高くなるという仕組みです。

毎月の給与の他にボーナスが支給されるようになると、同様にボーナスから、社会保険料が引かれますので、負担は多くなります。

ボーナスから天引きされる厚生年金保険料は、ボーナスの額面金額(1000円未満切り捨て)×保険料率(18.3%)で計算します。ボーナスから天引きされる厚生年金保険料は、給与収入と同様に、勤務先と折半しますので、18.3%の半分(9.15%)が天引きされます。

相談者のような会社員など、厚生年金に加入している人は、同時に国民年金にも加入していることになります。そのため、将来は老齢基礎年金と老齢厚生年金をもらえます。

老齢基礎年金は年金保険料を支払った期間によってもらえる年金額が決まりますが、老齢厚生年金は支払った金額によって年金額が変わります。

したがって、ボーナスが支給される年収が高い人は、厚生年金保険料も多く引かれますが、その分、将来もらえる老齢厚生年金も多くなります。

※年金プチ相談コーナーに取り上げてほしい質問がある人はこちらから応募するか、コメント欄への書き込みをお願いします。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)
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