家計簿・家計管理

日用品もなんだか値段が高い……どんなものの物価が上がった?

昨今、食品の値上がりが多くの家計を悩ませていますが、日用品も同様に値上がりが続いています。ここでは総務省の統計を手がかりに、身の回りの日用品がどのくらい値上がりしているのか、その実態に迫っていきましょう。

執筆者:All About 編集部

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昨今、食品の値上がりが多くの家計を悩ませていますが、日用品も同様に値上がりが続いています。円安や原材料高、物流コストの上昇が値上がりの大きな原因のようで、メーカー各社もやむを得ず値上げに踏み切るような状況です。

日用品の中にはティッシュペーパーやせっけんのように毎日必ず使うものが含まれているため、価格高騰は家計にとって大きな影響を与えます。ここでは総務省の統計を手がかりに、身の回りの日用品がどのくらい値上がりしているのか、その実態に迫っていきましょう。

全体的な物価のどのように変動してる?

まずは2021年3月から現在までの物価の全体的な変動を見てみましょう。
消費者物価総合指数の推移/出典:総務省「2020年基準 消費者物価指数」より作成

消費者物価総合指数の推移/出典:総務省「2020年基準 消費者物価指数」より作成

総務省が公表している消費者物価指数(総合指数)によると、2020年の値を100としたとき、2023年2月の値は104となっており、昨今は年々物価が上昇していることがわかります。また、2023年2月の物価が1年前と比べてどれくらい変動したか分類別に見ていくと、家事用消耗品は+7.6%、衣料は+2.5%、シャツ・セーター・下着類は+4.3%と、日用品の多くの品目で上昇傾向がみられます。

日用品はどれくらい値上がりしているの?

では、具体的にどのような日用品がどれくらい値上がりしているのでしょうか。総務省の小売物価統計調査に目を移して、2022年3月から2023年3月の1年間の価格の変動を細かく確認していきましょう。なお、以下で取り上げる価格は東京都区部小売価格です。
主な日用品の価格変化と上昇率(東京都区部小売価格)/出典:総務省「小売物価統計調査(2023年3月)」より作成

主な日用品の価格変化と上昇率(東京都区部小売価格)/出典:総務省「小売物価統計調査(2023年3月)」より作成

まず、日用品の中で値上がりが目立つのは紙関連の品目です。ティッシュペーパー(1000組)の価格は1年間で361円から448円と24.1%の上昇、トイレットペーパー(1000m)は648円から789円と21.8%の上昇です。大手製紙メーカー3社が昨年末にすでに値上げを発表しており、数字となって表れた形です。ノートブック(1冊)の価格も162円から174円と7.4%上昇しており、教育関連の品目にも影響を及ぼしています。また、乳幼児用紙おむつ(10枚)は282円から296円と+5.0%となっています。
主な日用品の価格変化と上昇率(東京都区部小売価格)/出典:総務省「小売物価統計調査(2023年3月)」より作成

主な日用品の価格変化と上昇率(東京都区部小売価格)/出典:総務省「小売物価統計調査(2023年3月)」より作成

紙製品とともに水回りの品目も大幅に値上がりしています。台所用洗剤(1本385ml)は205円から225円の値上がりとなっており上昇率は9.8%、洗濯用洗剤(1kg)は339円から397円の値上がりで上昇率はなんと17.1%。原材料や輸送コストの高騰が値上げの原因のようです。一方でシャンプー(1袋340ml)は311円から307円の-1.3%、手洗い用せっけん(1000ml)は702円から694円の-1.1%と、コスメ用品は一部の品目で値下がりがみられました。
主な日用品の価格変化と上昇率(東京都区部小売価格)/出典:総務省「小売物価統計調査(2023年3月)」より作成

主な日用品の価格変化と上昇率(東京都区部小売価格)/出典:総務省「小売物価統計調査(2023年3月)」より作成

衣類も多くの品目が値上げ傾向にあります。男子用シャツ(アンダーシャツ・1袋)は1042円から1183円と13.5%の値上げ、婦人用長袖Tシャツ(1枚)も2064円から2273円と10.1%の値上げ。子供用衣類は品目によって変動がさまざまです。子供靴(1足)は3693円から4287円と16.1%の値上げとなっている一方で、子供用長袖Tシャツ(1枚)は1425円から1479円の+3.8%と上昇幅は比較的小さいです。

また、ビジネスパーソンにとって不安になる値上げ傾向もみられます。ワイシャツ(1枚)は3013円から3111円と変動幅は小さいながらも3.3%の値上げです。そのほか、クリーニング代(ワイシャツ1枚)は246円から255円と3.7%の上昇、クリーニング代(背広服上下1着)は1356円から1464円と8.0%の上昇となっています。先日、クリーニング大手の白洋舎が2年連続となる値上げを発表したこともあり、今後も値上げ傾向が続くことが予想されます。
主な日用品の価格変化と上昇率(東京都区部小売価格)/出典:総務省「小売物価統計調査(2023年3月)」より作成

主な日用品の価格変化と上昇率(東京都区部小売価格)/出典:総務省「小売物価統計調査(2023年3月)」より作成

そのほか、価格高騰が目立つ日用品が食品用ラップです。ラップ(1本)が308円から379円と23.1%もの上昇率となっています。また、電球・ランプ(1パック)も1456円から1728円と18.7%の値上がりです。これは蛍光灯や白熱電球の価格上昇が影響しているとみられます。

総じて値上げ傾向にある日用品だが、安定した価格を保っているのが電池です。電池(1パック)は535円から525円と-1.9%の変動にとどまっています。コンタクトレンズ(1箱90枚)も変動が小さく、9971円から1万54円の+0.8%と安定しています。
 
日用品の価格の上昇率/出典:総務省「小売物価統計調査」より作成

日用品の価格の上昇率/出典:総務省「小売物価統計調査(2023年3月)」より作成


円安や原材料高が続く限り、日用品の価格上昇も続くと予想されます。このような価格上昇の対策として、最近はふるさと納税の返礼品にトイレットペーパーや洗剤などの日用品を選ぶ人が増えているようです。さまざまな対策を練って価格高騰を乗り切りたいですね。
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