ルンバでゴミを取り除き、ブラーバで床を拭くのが最強の組み合わせとされていたものの、2台を置くにはスペースが必要です。また、両方とも上位モデルを買うとなると、コストもかさむのが悩ましいところ。
筆者も自宅ではルンバ i3+を使っており、拭き掃除はクイックルワイパーを愛用しています。逆に、ブラーバは使っていても、ルンバは持っていないという人もいるでしょう。そうした人にもおすすめなのが「ルンバ コンボ j7+」なんです。今回はひと月じっくり使用して分かったルンバ コンボ j7+の賢いポイントをご紹介しましょう。
拭き掃除は3段階で調整可能
ルンバ コンボ j7+は吸い込み掃除と拭き掃除の両方ができる仕様で、吸い込み掃除だけ、拭き掃除だけを行うことも可能です。水拭きの水量は3段階で調整でき、洗剤を使った掃除もできます。・拭き掃除用パッドの交換目安は約30回
拭き掃除用のパッドは2枚付属しており、手洗いして繰り返し使用できます。交換の目安は約30回で、使い捨てではないのでコスト面でもありがたい! また、水の残量が少なくなると、アプリや音声で知らせてくれるので、水を入れ忘れることもありません。
・パットは本体の天面に取り付ける
パッドを取り付けるのは底面ではなく、本体の天面。本体をひっくり返すことなく着脱できるので、面倒さが軽減されています。
吸い込みと拭き掃除を同時に行うので早い
さっそく吸い込みと拭き掃除をしてみたところ、フローリング部分ではモップパッドプレートが本体の下に移動するという、まさにロボットのような動きを見せました。ラグは避けてくれるので、もちろん濡れることはありません。・とくに掃除したい箇所は2回掃除などの設定も可能
また、ラグやじゅうたんの上は吸引力がアップするので、奥に入り込んだゴミを残すことはないようです。ただし、部屋の隅や溝に入ったゴミなどは少し残ることがあり、これは筆者が普段使っているルンバ i3+でもよくあります。部屋の隅やこびりついた床の汚れを完全にきれいにするには限界があるものの、とくに掃除したい箇所は2回掃除するなどの設定ができます。
・ソファやベッドの下のゴミを吸ってくれるのが便利
ルンバを使い始めて、ソファやベッドの下のゴミをルンバが吸ってくれるのが便利だと感じていましたが、さらに拭き掃除までしてくれるのは衛生面の安心感がケタ違い! 小さな子どもやペットがいる家庭では、とくに活躍すること必至です。 吸い込みと拭き掃除をするとなると、吸い込み掃除だけだったルンバ i3+の倍の時間がかかるのではないかと心配していましたが、実際は15~20分ほど長くかかる程度でした。それぐらいであれば、何もかも任せられるルンバ コンボ j7+は優秀です。
障害物を避けながら掃除する機能を搭載
ルンバ i3+の場合、電源コードなども果敢に攻めていくので、掃除をする前にあらかじめ引っかかりそうな電源コードなどの障害物がないかを確認していました。しかし、ルンバ コンボ j7+はPrecisionVisionナビゲーション機能によって、リアルタイムで物体を認識し、コードやペットの排せつ物などの障害物を回避しながら掃除してくれるんです。事前に片付けをする手間を省けるので、ルンバで掃除をする前の面倒臭さが一気に低減しました。また、本体のダストボックスからゴミを自動で集める充電台「クリーンベース」があるので、掃除のたびにゴミを捨てなくていいのもポイント。公式サイトでは最大1年分のゴミを収納できるとあり、実際に筆者の自宅でもルンバ i3+は週1~2回の使用で1年近く紙パックを交換することなく使えています。
拭き掃除に重きを置く家庭なら、ルンバ コンボ j7+は導入して損はありません。もちろん、かなり勇気のいる価格ではあるものの、日々の掃除の負担が軽くなることを考えると、長い目で見ていい買い物になるでしょう。