■アンケートに答えてくださったのは187人
アンケートに答えてくださったのは、以下のような187人の方でした。 住んでいる地域などには多少偏りがありました。 また、オール電化を利用している人も20%と、一定数いるようでした。 今回は、住んでいる地域や同居人数でどのくらいの光熱費に差があるのか。また、オール電化との差も紹介します。
2023年1月の電気代の差は「地域」によって違う?
アンケートの集計結果で、「住んでいる地域別」に電気代の平均を見たところ、すべての地域で1万円を超えていました。回答数に差がある点も考慮に入れると、今回のアンケートからは、住んでいる地域による電気代への影響はあまり読み取れませんでした。ただし、中部、中国、四国の2万円超が目立っています。この3つの地域は他の地域と違い平均同居人数が3人を超えているという共通点も見られます。 では、同居家族の人数別に平均電気代を見てみましょう。人数が増えるにつれて金額が増え、電気代の差に顕著な影響が見られます。 平均電気代が「3万2124円」と最も高い金額だった同居家族の人数「5人」の回答者からは、「洗濯の回数を見直してできるだけまとめて回す。エアコンの設定温度を見直す(45歳女性/福岡県在住/3LDK戸建住宅)」「小まめに電気を消す。エアコンの暖房は使わない(48歳男性/香川県在住/3DK戸建住宅)」「給湯設備でエネファームを使用していて、お湯を使うと発電するので太陽光パネルとダブル発電で電気代を節約しています(42歳男性/鳥取県在住/5LDK戸建住宅)」など、家族の人数が多いなりに工夫を凝らした電気代の節約方法が寄せられました。
また「オール電化」を利用している人と、「都市ガス」や「LPガス(プロパンガス)」などを利用している人との平均電気代を比べると、平均同居人数に多少の差はあるものの、「オール電化」の平均電気代のほうが1万円以上金額が増えています。同じ「オール電化」でも、太陽光発電の有無で金額に1万円以上の差が見られました。
2023年1月のガス代の差も「同居人数」が影響
電気代と同様に「住んでいる地域別」にガス代の平均を見たところ、回答数に偏りはあるものの、北海道、中部、中国、九州沖縄では1万円を超えました。
また、回答数がある程度集まり、平均同居人数に差がない関東と近畿地方を比較すると、1月の平均ガス代の差は1000円未満となり、地域間の差はあまりないことがうかがえます。
※コメントは表記をそろえるため調整しています
文:福島 ゆき