Q:65歳以上でも入れる共済ってありますか?
「65歳です。共済に入りたいのですが、年齢制限はあるの?」(65歳)65歳以上でも加入できる共済はある?
A:年齢制限はありますが、65歳でも加入できる保障タイプがあります
ひと言で『共済』といっても、いろいろな団体の『共済』があります。その中でも知名度が高い代表的なものとして、『こくみん共済 coop(全労災)』『都民共済(都道府県民共済グループ)』『日本生活協同組合連合会(生協)』があげられます。今回、相談者は『こくみん共済 coop(全労災)』に加入されるとして解説します。
『こくみん共済 coop(全労災)』の中には、人の保障、住まいの保障、車の保障など、いろいろなリスクに備えることができる保障があります。
人の保障には、主に次の6つの保障タイプがあり、加入できる年齢は決められています。
●保障タイプと加入できる年齢
- 総合保障タイプ:満18歳~満64歳
- 終身医療保障タイプ:満15歳~満80歳
- こども保障タイプ:0歳~満17歳
- 医療保障タイプ:満18歳~満64歳
- 傷害補償タイプ:0歳~満79歳
- シニアの保障タイプ:満65歳~満69歳
今回、モデルケースとして相談者を、1958年(昭和33年)生まれのAさん65歳とします。Aさんが加入できる『こくみん共済(全労災) coop』の人の保障は、次のようなものがあります。
医療費用の備えとして『終身医療保障タイプ』
- 入院・手術などを保障でき、一生涯保障。
- 先進医療特約を付帯すると、先進医療:最高1000万円(通算1000万円)まで保障(入院・外来を問わず)。
- 不慮の事故で所定の障がいの状態になった場合は、以後の掛金は不要。
65歳からの備えとして『シニア総合保障タイプ』
- 交通事故・けがで重度の障がいとなった時、170万円 を保障。
- 病気やけがで入院した時、1日目から最高180日分の長期保障 (病気入院は満70歳まで)。
けがや事故のリスクに『傷害補償タイプ』
- 健康状態問わず、加入できる。
これらのように、65歳でも加入できる共済の保障タイプがあります。他の保険に加入している場合は、保障内容が重複して過剰にならないように、自分に必要な保障タイプを確認して加入するといいでしょう。
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監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)