年金・老後のお金クリニック

ずっと専業主婦だったら、将来、受け取る老齢年金はいくら?

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、ずっと専業主婦だった場合、将来もらえる年金はいくらになるのかについてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

All About 編集部

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、ずっと専業主婦だった場合、将来もらえる年金はいくらになるのかについてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

Q:ずっと専業主婦だったら、将来、受け取る老齢年金はいくら?

「ずっと専業主婦の場合、老齢年金額はいくら受け取れますか?」(40代)
専業主婦の場合、将来もらえる年金はいくら?

専業主婦の場合、将来もらえる年金はいくら?

A:国民年金保険料の未納期間や免除期間が全くない場合、老齢基礎年金を満額79万5000円(令和5年度、新規裁定者)受け取れます

相談者は、厚生年金の加入期間がなく、ずっと専業主婦とのことですので、国民年金の第3号被保険者ということになります。国民年金の第3号被保険者とは、会社などに勤める厚生年金加入者の夫に扶養されているということで、自分で国民年金保険料を支払う必要はありません。将来受け取る老齢年金は、国民年金保険から支給される老齢基礎年金のみになります。

そもそも国民年金保険の加入期間とは、20歳から60歳になるまでの40年間(480カ月)です。加入期間である40年間の間に、未納期間や免除期間がある人は、支給される老齢基礎年金額が減額されます。

相談者が、未納期間や免除期間が全くなく、20歳から60歳になるまで国民年金の第3号被保険者であると仮定すれば、老齢基礎年金を満額(令和5年度は79万5000円、新規裁定者)受け取れるということになります。

※年金プチ相談コーナーに取り上げてほしい質問がある人はこちらから応募するか、コメント欄への書き込みをお願いします。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品や投資行動を推奨するものではありません。
投資や資産運用に関する最終的なご判断はご自身の責任において行ってください。
掲載情報の正確性・完全性については十分に配慮しておりますが、その内容を保証するものではなく、これに基づく損失・損害などについて当社は一切の責任負いません。
最新の情報や詳細については、必ず各金融機関やサービス提供者の公式情報をご確認ください。

あわせて読みたい

カテゴリー一覧

All Aboutサービス・メディア

All About公式SNS
日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
公式SNS一覧
© All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます