食生活・栄養知識

ムードフードとは?定義・食品例・上手な楽しみ方

【管理栄養士が解説】2023年に注目されている食のトレンドに「ムードフード」というものがあります。ムードフードは「気分を変える食べ物」で、ストレス緩和やリラックスに役立つ食品や飲み物が例として挙げられます。ムードフードの定義、具体的な食品例、上手な活用法についてご紹介します。

平井 千里

執筆者:平井 千里

管理栄養士 / 実践栄養ガイド

ムードフードとは……2023年に注目されている食のトレンド

緑茶を飲む女性

ムードフードは気持ちを穏やかにしてくれる食べ物・飲み物です。上手に生活に取り入れてストレスフリーな生活を目指しましょう。


「ムードフード」を知っていますか? これは「ムード」と「フード」を掛け合わせた造語です。「ムード」は雰囲気・気分、「フード」は食べ物ですので、日本語に訳すと「雰囲気のある食べ物」「気分を変える食べ物」といったところでしょうか。

具体的には、ストレス緩和に役立ったり、リラックスできたりする食品や飲み物が「ムードフード」と呼ばれているようです。

2023年に注目したい食トレンドの1つと目されている「ムードフード」についてご紹介します。
 

ムードフードの例……緑茶・ハーブティ・ココア・バナナなど

ムードフードの定義は「気分を変える食べ物」ですので、食べたり飲んだりすることで気持ちが穏やかになったりうれしくなったりする食べ物・飲み物であれば、なんでもムードフードと言えそうです。

緑茶やハーブティ、ココアやコーヒーなどはリラックス効果が得られることが知られています。身近すぎて気づきにくいですが、味噌汁にも癒し効果があると言われています。チョコレートやバナナなどにリラックス効果を持つ成分が含まれていることが知られています。

また、食べるタイミングとして、おやつの時間は気持ちを穏やかにしたり、リフレッシュしたりするのに役立ちます。おやつの時間を楽しめるものも、広い意味でムードフードであると言えますね。また、「試合の前にはカツカレー」というようにゲン担ぎとして食べる物も、気持ちを変えてくれるムードフードと言ってよいでしょう。
 

ムードフードの上手な活用法・取り入れ方

食べ物や飲み物で気持ちを変えるのは、多くの人にとって身近なストレス解消法のひとつです。もちろん食べすぎは肥満に繋がりやすいので、ほどほどにすることは大切です。

可能であれば、砂糖や脂質、食塩が多い食べ物よりも、緑茶やハーブティなどをこまめに飲む方がよいでしょう。また、ストレスをため込みすぎないように、感染予防に気をつけながら親しい人との会話を楽しんで食べるなど、食べる雰囲気も工夫するとさらによいと思います。
 
上手にムードフードを使って、ストレス緩和や気持ちのリフレッシュに役立てていきましょう。
 
■参考
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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