便利で使い勝手のいい近鉄特急
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名古屋・京都・大阪から伊勢志摩へ向かう観光特急は近鉄の独壇場だ。宇治山田駅では、頻繁に特急電車が行きかっている |
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数多い近鉄特急の中でもユニークなスタイルと塗色で人目を惹く「伊勢志摩ライナー」 |
私鉄の発達した近畿では、大阪・名古屋・伊勢志摩に路線網を張りめぐらせた近鉄の特急電車が快適な鉄道旅行を約束してくれる。「アーバンライナー」「伊勢志摩ライナー」「ビスタカー」「さくらライナー」などバラエティ豊かな車両のラインナップも楽しい。
新幹線とは競争にならない所要時間にもかかわらず、名古屋~大阪間はアーバンライナーに限ると、常に愛用している固定客もいるほどだ。確かに大阪ミナミへ向かうなら、新大阪での乗換え時間を勘案すると、近鉄特急はダイレクトに到着できるので、意外に便利だとも言え、人気なのも頷ける。
機能的な「サンライズ」と人気絶大「アンパンマン」
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高松駅に到着した寝台特急「サンライズ瀬戸」 |
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四国のアンパンマン列車は大人気だ。特に徳島線を不定期に走る「ゆうゆうアンパンマンカー」は外観もさることながら、車内にプレイルームまであり、初めて乗ると度肝を抜く |
東海道本線を走る唯一の寝台列車となってしまった「サンライズ瀬戸・出雲」(東京~高松・出雲市、岡山で二方向に分割される)に乗って山陰や四国を目指したい。個室寝台や雑魚寝スタイルの安価な車両まで旅の目的にあわせて選べるのがいい。目覚めた直後に渡る瀬戸大橋の車窓は寝台列車ならではの味わいだ。
四国の鉄道で絶大な人気を誇るのが「アンパンマン列車」だ。「しおかぜ」「南風」などの列車に充当されているが、究極のイベントカーは「ゆうゆうアンパンマンカー」と言って子供の遊び場プレイルームを設けた車両で、徳島線の特急「剣山」などに連結されている。