観光列車は是か非か?
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リゾート列車は窓も大きく観光にはいいが、地元の人との出会いがないのが残念だ。列車は五能線(青森県)を走る「リゾートしらかみ」ブナ編成 |
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南九州を走る「はやとの風」のミニ展望席。こうした特別席で車窓を眺めるのも楽しい |
これはメリットもデメリットもある。メリットは車窓案内を聞けて、新たな発見があること。眺望にふさわしい設計の窓であれば、心ゆくまで車窓が楽しめる。写真やビデオが撮影しやすい。撮影していても、みんなやっているので違和感や恥ずかしい思いをしなくて済む、白い目で見られなくてよい。通学する高校生の集団に巻き込まれない。
デメリットは、その路線の普段の姿が見られない、地元の人との交流がない、鄙びた雰囲気が味わえないといった点だ。もしある路線を往復するなら行きは観光列車、帰りは普通の列車に乗ると言うのも変化があっていいかもしれない。
時刻表は必須だ
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ローカル線の列車本数はどこも少ない。途中下車したら、次の列車時刻を駅の案内板で確かめてから行動に移りたいものだ |
列車本数が極めて少ないときは、衝動的に下車すると数時間列車が来なくて、その先の行程に重大な支障をきたすことがある。例えば、日帰りの予定が乗換えが不可能になり、途中で宿泊を余儀なくされるなど影響は甚大だ。時刻表を確認して、スケジュールを立てて旅行しよう。スケジュールは、完璧なものにしなくてもよい。第2案、第3案をつくり、選択できるようにしておけば安心だ。