旅情満載、ローカル線の楽しみ方
磐梯山のふもと、平地を快走するローカル列車
では、ローカル線の楽しみって何だろうか? トコトコ走る短い編成の列車に乗って、車窓を楽しむ。訛の強い地元客と乗り合わせて見知らぬ地域の知らない話を聞く。鄙びた駅に降り立って、何もない周辺地域を散策する。ローカル線の楽しみ方は色々あるのだ。
車窓を楽しむ
ディーゼルカー1両だけという列車が多いローカル線。混雑することもあるので、良い席に座りたいなら始発駅で早めに待つことだ |
まず、景色を見るためには、窓側の席をいち早くゲットすることが必要だ。ローカル線とは言え、本数が少なく、列車編成も短いと、発車間際に乗り込んだのでは、窓側の席はおろか、座ることさえままならないことも意外に多い。始発駅から乗り込むなら。多少早目にホームで列車を待ち構えることが必須だ。従ってスケジュールを立てるときは、ぎりぎりの乗換え時間は避け、30~40分程度余裕を持ってホームに立てるようにしよう。
どんな車両が走っているか調べておく
クロスシートとロングシートが組み合わされたセミクロスシートの座席はローカル列車ではよく見かける |
例えば、信越本線・長野~直江津間を走る普通列車(一部快速運転のものがある)「妙高」はかつて在来線時代の特急「あさま」に使われていた車両で指定席もある。また、秋田や青森、盛岡を中心とした電化区間の普通電車はオールロングシートの車両にあたる確率が極めて高い。そうした情報を集めておけば得をしたり、覚悟ができて失望しなくて済む。