鉄道/エリア別の鉄道旅行

中国・四国・九州の鉄道旅行(2ページ目)

西日本の鉄道は、地域によって個性を主張している。利便性向上を図る山陰、山陽、キャラクター利用で存在感アップを狙う四国、車両デザインで勝負する九州といったところだ。

野田 隆

執筆者:野田 隆

鉄道ガイド

アンパンマンが人気の特急が駆け巡る四国の鉄道

マリンライナー
瀬戸大橋を渡って岡山~高松を結ぶ快速「マリンライナー」。二階建てグリーン車から穏やかな瀬戸内海を眺められる
岡山から瀬戸大橋を渡って四国へ。快速「マリンライナー」で手軽に高松へ行けるほか、特急「しおかぜ」に乗れば松山方面へ、特急「南風」なら高知方面、さらには徳島までも行ける特急「うずしお」が走り便利だ。予讃(よさん)線は、瀬戸内海沿いに走るものの車窓から海の絶景が楽しめる区間ばかりでなく、山越えや平地を走る区間もあり変化に富んでいる。

 

アンパンマン列車
四国の特急列車といえば「アンパンマン車両」にとどめを刺す。写真は特急「いしづち」(高松~松山)
一方、土讃(どさん)線は四国の背骨を越える山岳区間に大歩危(おおぼけ)・小歩危(こぼけ)などの絶景が待ち構えている。双方のルートを走る特急で楽しいのは車体にキャラクターが賑やかに描かれたアンパンマン列車だ。よくもここまでと驚いてしまう。徳島線などには一部の車両にアンパンマンカーが連結される。いずれも、時刻表に表示がある。

 

ごめんなはり線列車
高知のごめん・なはり線の眺望列車。車体に各駅のマスコット・キャラクターがびっしり描かれていて、楽しさ一杯だ
ローカル線では清流四万十川に沿って走る予土線が注目だ。観光シーズンには全国に先駆けて走ったトロッコ列車が運転される。また、JR以外では、首都圏や名古屋で活躍した車両が集結して「電車博物館」の異名がある「ことでん」(高松築港~琴平など)、各駅の愉快なキャラクターが賑やかな「ごめん・なはり線」、「坊っちゃん列車」が楽しい伊予鉄道松山市内線が注目だ。


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