子育て終了後……仲良し夫婦3つの秘訣
子育て終了後の「夫婦だけ」の時間
子どもが巣立って夫婦ふたりの生活になった場合、「どうやって二人で休日の時間を過ごすか?」「子育て以外、お互いが情熱を持って語れる夫婦共通の話題はあるか?」など、その場面に直面してから考えるのでは時すでに遅し。目の前に迫った現実に対し、途方に暮れて何もできず、冷え切った夫婦関係に茫然とする……などという事態を招きかねません。
そこで今回は、子育てがひと段落しても「仲良し夫婦」でいられる3つのポイントを紹介します。
「仲良し夫婦」の秘訣1:相手に依存しすぎない
子育て後の円満な夫婦関係のコツについて「相手に依存しすぎないこと」とお話しすると、「私は夫に依存なんて全然していないから大丈夫」と返ってくることはよくあります。ですが、ライフスタイルを詳しくたずねてみると「お休みの日はほぼ一緒にいる」「共通の予定ではなく、相手の予定ばかりでスケジュールが詰まっていると不機嫌になる」「夫(妻)の趣味=自分の趣味」というケースも少なくありません。
もちろん、そのこと自体悪いことではないものの、「夫(妻)がいないと、何もすることがなくて時間を持て余してしまう」状態であれば要注意。精神的に相手の存在に頼りすぎている傾向があるようです。
理想の関係は、愛情はあるけれど相手を頼りすぎない、「つかず離れず」の距離感を上手に保つこと。そのためには、ひとりの時間でも楽しめるよう、自分自身が精神的に自立することが大切でしょう。
「仲良し夫婦」の秘訣2:新しい習慣をつくる
子どもに手がかかる時期は、子どもを中心としたライフスタイルになるのは当然のこと。子どもの成長ぶりを感じるのは夫婦にとってうれしいことでもありますが、その一方で、子どもだけに目を向けているとその後の夫婦の心のよりどころに不安が生じるのも事実です。子育て後のさびしさを軽減するためにも、今のうちから夫婦で「子育て以外の」新しい習慣をつくるのはおすすめです。旅行や習い事はハードルが高くても、「休日は二人で、カフェで朝食を」「友人夫婦と定期的に食事をする」といった割と身近なことでできそうな習慣をはじめてみましょう。
「仲良し夫婦」の秘訣3:無理のないスキンシップ
「新婚時代のようなスキンシップをしましょう」といっても、現実味がない場合も珍しくありません。「唐突に相手にスキンシップを求めた結果、かえって気まずい空気になってしまった」という話もよく聞きます。子育てがひと段落した後も、円満な夫婦関係を築いている人たちに共通しているのは、「あえて『スキンシップをとろう』とは思っていないほど自然な流れで相手に触れる時間がある」という点です。具体的には、「疲れている相手の肩や足をマッサージする」「相手に寄り添うくらいの近さでソファに座る」「階段や坂道ではサポートしたりされたりするつもりで手をつなぐ」といった声を聞きます。キスやハグだけがスキンシップではない、ということです。
無理のないスキンシップは、相手への「ありがとう」「おつかれさま」の気持ちを自然と生み出すもの。そんな小さな積み重ねが大きな形になって、仲良し夫婦をつくりあげていくのでしょう。
「子どもの独立はまだまだ先」と思っていても、夫婦二人の生活に戻る準備は今のうちから必要です。ぜひ、心がけてみてくださいね。
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