Googleのスマートスピーカーは声で操作ができるのが特徴で、「OK、Google」と話しかければ、さまざまな操作が可能です。例えば天気予報を調べたり、音楽を再生したりといったことができます。さらにGoogle Nest Hubは、睡眠を記録してくれる機能もあるんです。
普段、あまり睡眠に悩みがない筆者ですが、いびきをかいているかどうかが気になっています。Google Nest Hubならいびきも感知してくれるとのことなので、さっそく試してみることにしました。
セッティングする場所が重要
Google Nest Hubで睡眠記録を取るには、セットアップが必要です。本体の設置場所にはいくつかの条件があり、この条件を満たす場所を探さなければなりません。 設置場所の条件は下記の通りです。・ベッドやマットレス、布団と同じ高さに置く。
・足元ではなく、頭や胸のベッドサイドに設置する(約30~60cmの場所)。
・ディスプレイと自分の間にペットボトルなどの障害物を置かない。
・設置後は動かさない。
筆者の場合はベッドの頭側に棚があるのでそこに設置しましたが、設置場所を決めるのには少し苦労しそうです。ベッドの人は、横にイスを置くなどして工夫するといいでしょう。
また、家族やペットと一緒に寝ている人も使用する環境としては少し厳しいようです。1人で寝ることでより精度の高い睡眠データが得られるので、1人暮らしの人ほど使いやすい機能だといえます。
設置場所を決めたら、実際にベッドに横になります。このとき、近くにペットや家族はいないようにしましょう。横になって準備ができたら「開始」をタップして、音声の指示に従って数十秒間横になり、調整を行います。これで設定は完了です。
スマホアプリで詳細なデータを確認できる
普段通りにベッドに入って就寝し、翌朝Google Nest Hubを見ると、睡眠データが確認できました。このデータは「Google Fit」アプリでも確認でき、アプリならいつでもデータを見られます。 Google Nest Hubは「Soilレーダー」という動きを感知するセンサーとマイクで就寝の状態を計測するのですが、振動などの情報以外で睡眠を確認できていることに驚かされます。計測できるのは、寝床にいた時間、睡眠時間、睡眠効率(眠りにつくまでの時間)、寝床に入った時間、起床時間、睡眠状態、いびき、咳、呼吸数。たしかに、ベッドに入ってもスマホをいじっている時間は「睡眠」とは認識されていないので、納得の結果です。
筆者の場合、睡眠を妨げる要因は「いびき」がほとんど。「その他の音」は、帰省時だったのでおそらく愛犬の鳴き声だと思われます。このデータを見て「私っていびきをかいてるのか……」と初めて自覚しました。 また、データでは「覚醒」「レム睡眠」「浅睡眠」「深睡眠」の4段階で睡眠の状態を知ることもできます。また、呼吸数なども普段は気にすることがありませんが、データで見ると「なるほど」と思えます。
Google Nest Hubを使う最大のメリットは、スマートウォッチなどを身に着けなくても記録がとれる点です。アプリを起動する必要もなく、カメラではないセンサーで睡眠を感知するのも、導入のハードルを大きく下げてくれます。
ジェスチャーでアラームを止められる
Google Nest Hubにはアラーム機能もあります。アラームはジャスチャーで止めることが可能で、ディスプレイの前で手を横に振るだけで構いません。筆者は目が悪く、寝起きに画面上のアイコンをタップして止めるのが面倒だと感じていたので、ジャスチャーで止められるのは思いのほか便利でした。 また、川のせせらぎなどのリラックスサウンドを再生できるので、入眠時にリラックスしたいときにも役立ちます。もちろん、Googleカレンダーに登録したスケジュールをGoogle Nest Hubで確認する機能もあるので、寝起きに1日の予定を確認するといったことも可能です。 ちなみに、今回紹介した睡眠モニター機能は、2022年までは無料で、以降は同社の「Fitbit Premium」として課金が必要になるとされています。有料になると使い続けることを悩む人もいるかと思いますが、睡眠に悩みを抱えている人にとっては有料でも使う価値がありそうです。まずは実際にGoogle Nest Hubを使って、ディスプレイ搭載型スマートスピーカーの利点を享受してみてはいかがでしょうか。
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