最初から「結婚」が最優先だった?
失礼ながら、私自身は小室さんのメディアでの取り上げられ方の多さに対し「また、こんなにあちこちで話題に!」と驚いたものの、二度目の不合格に関してはまったく驚きはありませんでした。なぜなら、これまでの言動から、彼のなかの優先順位は「眞子さんと結婚すること」がトップで、「司法試験に合格すること」は結婚の次に来る程度だと推察できていたからです。
同じ司法試験の受験経験者に聞いたことがありますが、「何かをしながら受験するのはまず無理。そのくらい、あらゆることを犠牲にして臨まないと合格は難しい」とのこと。それほどまでに難関だといわれているものなのです。
とはいえ、眞子さんが二度の受験に不合格となった小室さんに対して、愛情が冷めたかといえば、その答えは「NO!」でしょう。「辛いことがたくさんあっても、彼だけはずっと私を守ってくれるヒーローだ」と感じている間は、何度不合格になっても「どこ吹く風」でいられるはず。そもそも不合格になった理由も、「メディアや世間がまわりでゴチャゴチャ騒ぐから、受験勉強に集中できなかったに違いない」とすら考えているかもしれません。
であれば、小室夫妻の夫婦関係はこの先もずっと安泰なのでしょうか。
夫妻に大きな変化が訪れるときは?
これまで3万件以上の夫婦問題を扱ってきた私自身は、何の努力をせずに安泰でいられる夫婦なんてどこにもいないと考えています。一見、盤石な関係を築いているように思える小室夫妻にだってピンチが訪れる危険性はあります。たとえば、二人に子どもができたとき。もしも眞子さんが夫に「イクメン」を期待するなら、小室さんは受験勉強に子どもの世話と妻のケアが加わって、これまでよりさらに勉強に集中しにくい環境になるのは明らかです。子どもができた後も、子育てをめぐって、夫婦だけでなく、二人のそれぞれの親が出てくることにより、新たな問題が生じるケースも珍しくありません。
そうなったときに、はたして、「彼だけはずっと私を守ってくれるヒーローだ」と夫のことを寛容に受け止めることができるかどうか。「ずっと理想の男性だと思い込んできたけれど、本当にこの結婚で間違いなかったのだろうか?」と、くすぶった思いが胸をよぎりはしないか。そんなふうに、子どもの誕生が夫婦にとって意外と大きなターニングポイントになることはよくあるのです。
今後のことを考えると、今はとにかく試験に合格すること。それが、夫婦関係を円満に保つ方法でしょう。妻に献身的に応援してもらっている期間に受験に合格すれば、「理想の夫像」をより長い間、妻に描かせてあげることは可能だと思います。