男のこだわりグッズ

もう手放せない!最もよく使う“黒色”が進化した「新3色ジェットストリーム」の使いやすさにやみつき

三菱鉛筆の「ジェットストリーム」といえば、油性ボールペンの常識を破った滑らかな書き味のベストセラー。その3色ボールペンタイプが、ユーザーに寄り添った改良で画期的な筆記具として生まれ変わりました。直感的に使えて細かい配慮も行き届いた初めての3色ボールペンです。

納富 廉邦

執筆者:納富 廉邦

男のこだわりグッズガイド

黒インクは後ろのノックボタンで出せる

新3色ジェットストリーム01

三菱鉛筆「JETSTREAM 新3色ボールペン」550円(税込)。軸色は左からブラック、ホワイトライトピンク、アイスブルー、ベリーピンク、グレージュ(以上、ボール径0.5mm)、ネイビー、ダークオリーブ、レモンイエロー(以上、ボール径0.7mm)。

多色タイプのボールペンは、思いついた時にサッと赤文字で目立たせたり、本文は黒で書きつつ、注釈を青にしたいという時など、素早く切り替えられるので、取材やメモを取る時などに欠かせないペンです。何といっても、持ち替えずに複数の色が使えること、複数のペンを持ち歩かなくても済むことはとても便利で、カバンの中などに必ず入れて持ち歩いています。

とはいえ、1本の軸で複数の色を使えるようにするために、単色のペンに比べると、構造的に無理をしている部分もあるし、黒インクばかりが先になくなって、仕方なく青インクで代用するとか、いっそ赤+黒+黒の構成にして3色ボールペンを使っている人(少し前の筆者です)などもいるくらいです。

三菱鉛筆の「JETSTREAM 新3色ボールペン」550円(税込)は、3色ボールペンの便利さを享受しながらも、なんとなく不満に思っていた部分が見事に解消された、正に新しい3色ボールペンなのです。ですがこれ、普通に渡されたら、自然に使えてしまうくらい、筆記具として不自然な点がないのが、とてもすごいと筆者は思っています。
新3色ジェットストリーム02

軸の後ろに黒を出すノックボタン、サイドに赤と青のスライドボタンという構造。どれをノックしても、前の芯が引っ込んで、ノックした色に対応した芯が出る。

従来のものと一番変わった点は、黒の芯だけを後ろのノックボタンで出せるところでしょう。通常の3色ボールペンは軸のサイドに3つのスライドするタイプのボタンがあって、そこを押すと、その色に対応した芯が出ます。なので、黒を出したいと思ったら、黒のボタンを探してスライドさせる必要があります。このペンは、黒については普通のノック式ボールペンのように、軸の後ろのノックボタンを押せばいいのです。なので、何も見ないでスムーズに黒が出せます。
 

黒をメインに使うために考えられた操作性

新3色ジェットストリーム03

後ろノックは慣れているので、ここで黒の芯が出せるだけで、操作性は飛躍的に上がる。

当然、もう一度押せば、黒の芯は引っ込むのですが、それだけではありません。黒の芯を出したまま、サイドにある従来通りのスライドボタンを押せば、ちゃんと黒の芯が引っ込んで、赤や青の芯が出るのです。当然、その状態で後ろのノックボタンを押せば黒の芯が出るし、どの色が出ていても、各ボタンを軽く押せば芯は引っ込みます。この操作性、使い始めると、これじゃないと面倒くさいと思うくらい便利な上に、あっという間に慣れて、とてもしっくりと馴染みます。
新3色ジェットストリーム04

同じサイズで、中のインク量を70%増量した新しいリフィルのイメージ図。新3色ボールペンには、この増量黒インクのリフィルが搭載されている。リフィルのみの販売もあり。

要するに、3色ボールペンといってもメインで使うのは黒だという、実際の使用シーンを踏まえた改良で、だからこそこういう構造は初めてなのに、すぐに普通に使えてしまうのです。そしてこの3色ボールペンは、黒インクだけ従来と同じサイズのまま、インク量を70%増量しています。サイズが同じですから、従来品との互換性はそのままに、インクの量だけが増えているのです。

つまり、赤や青に比べて、頻繁に使うから黒インクだけすぐなくなる、という問題も解消してくれるのです。これも、ノックボタン同様、3色ボールペンの実際の使用シーンを考えた改良ですね。ついでにプラスチックの使用量が減って環境にも配慮した替え芯になりました。
 

クリップの耐久性など基本性能も向上

新3色ジェットストリーム05

クリップの可動部分に金属パーツを入れる事で、耐久性をアップ。大きく開くのもうれしい。

もちろん、インクはジェットストリームの低粘度油性インクですから書き味は滑らか。スムーズに書けるので、あらゆる筆記シーンに対応します。また、3色ボールペンは、それ一本だけポケットにさして使うといったことも多いため、クリップに金属パーツを埋め込んで耐久性を向上。胸ポケットやカバンのペン差しなどからの頻繁な出し入れでも、簡単にクリップが割れるというようなことがありません。
新3色ジェットストリーム06

長持ちリフィルは、パッケージも紙製を採用。環境に留意した仕様になっている。

購入時にセットされているリフィルのボール径は0.5mmと0.7mmの二種類ですが、リフィルは「SXR-80」タイプを使用しているので、替え芯としては0.38mmも使用可能。もちろん、0.38mmのリフィルにも、増量黒インクバージョンが用意されています。
新3色ジェットストリーム07

2022年3月14日に発売された、4色の限定軸。上から、ツートングレー、ツートンピンク、ツートンラベンダー、ツートンブルー。ボール径は0.5mm。

実用性を重視したペンなので、ややそっけないデザインに見えますが、軸の太さやグリップの握りやすさなどは、三菱鉛筆ならではのもの。淡い軸色の発色の細やかさなど、シンプルな中に、持っていて嬉しい仕様に仕上げています。更に2022年3月14日には、軸色とクリップの色を変えたツートン・デザインの限定軸も発売。長く愛用できる機能のペンなので、こういう展開もうれしいですね。


【おすすめ記事】
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます