新築マンションを購入して20年になる2021年は2回目の買い替えをした生活家電が多く、暮らしがガラリと変わりました。日々取材を重ねる中で、家電のプロの目で選んだ冷蔵庫、洗濯機、食洗機の3つをご紹介したいと思います。
 

1. シルバーマットの上質なデザインと“丸ごとチルド”に心躍る日立の冷蔵庫

日立グローバルライフソリューションズの冷蔵庫「R-KWC57R」。写真は設置作業直後の様子。右側にキッチン家電用のワゴンを置いています

日立グローバルライフソリューションズの冷蔵庫「R-KWC57R」。写真は設置作業直後の様子。右側にキッチン家電用のワゴンを置いています

実はこれまで使っていたガラス扉の冷蔵庫は、数年前からガラス部にひび割れが生じ、見た目がかなり残念な状態になっていました。ガラス面材の扉はリサイクルも難しいため、サステナビリティが叫ばれる中、避けたいという気持ちもあり、次に購入するなら鋼板素材などを使用したものにしようと決めていたのです。もう1つの条件は使用する頻度が高い野菜室の位置が真ん中であることでした。

なかなか条件に合うものが見つからない中で、ついに登場したのが、日立の「R-KWC57R」です。冷蔵庫下部にある2つの引き出しを「冷凍・冷蔵・野菜」の収納用に温度帯を切り替えられるので、野菜室を真ん中にできますし、冷蔵室全体を約2℃の温度帯に設定することで食品の鮮度が長持ちする「まるごとチルド」の機能もあり、作り置きの食品も安心して保存できます。
冷蔵室全体が約2度の温度帯の「まるごとチルド」機能を搭載。下2段の引き出しの温度帯も冷蔵・冷凍・野菜の中から自由に設定できます(写真は操作パネル)

冷蔵室全体が約2℃の温度帯の「まるごとチルド」機能を搭載。下2段の引き出しの温度帯も冷蔵・冷凍・野菜の中から自由に設定できます(写真は操作パネル)

実際に使ってみると、冷蔵室内のどこに置いても、キリッと冷えたビールが楽しめます。また、これまで小さなチルド室内に収納していたチーズや納豆などの発酵食品の置き場所も自由自在。冷蔵室の下部には乾燥を抑え、凍らせない約-1℃で肉や魚をおいしく保存できる「特鮮氷温ルーム」もあり、週末にまとめ買いしておいた生鮮食品はここに入れておけば金曜日までOK。

冷気を直接あてない間接冷却で、野菜室の葉物野菜のもちもばっちりですし、冷凍室に設定した最下段も整理しやすくわが家にぴったりのサイズ感。製氷室の隣の小さな冷凍室は、付属のアルミトレイを使って、ごはんや作り置きした餃子などをホームフリージングするスペースにしています。

そして何よりうれしいのがそのデザイン。ブラスト加工を施したような繊細なシルバーマットの鋼板を採用していて、さりげない陰影が表情豊かで美しいのです。もう1色のブラストモーブグレーと迷いましたが、わが家のホワイトベースのキッチンにはこちらでよかったなと思っています。
     

2. こんなにコンパクトなのに洗濯容量12kg! 便利機能満載で大満足のアクアの「まっ直ぐドラム」

アクア ドラム式洗濯乾燥機「まっ直ぐドラム」AQW-DX12M。洗濯容量12kg、乾燥容量6kg

アクア ドラム式洗濯乾燥機「まっ直ぐドラム」AQW-DX12M。洗濯容量12kg、乾燥容量6kg

三洋電機時代から同社の作る洗濯機が好きだったこともあり、先代の洗濯機も三洋電機のDNAを受け継ぐアクアのドラム式洗濯乾燥機でした。ところが愛用していたものを最後に、同社ではドラム式洗濯乾燥機を発売しなかったため、次のモデルを決めるのを大変悩ましく思っていました。

ところがこの秋、同社から8年ぶりにドラム式洗濯乾燥機が発売されるというリリースがあり、興味津々。横幅が60cmを切り、高さも今使っているものより約18cmも低いというコンパクトさ。それなのに洗濯容量12kg(乾燥6kg)という大容量タイプというのですから、気にならないわけがありません。そこでアクアのショールームにお邪魔し、取材をさせてもらったところ、設置性も使い勝手もよさそうで「次はこれ!」と即決したわけです。

本体サイズは幅595×高さ943×奥行735mmとコンパクトで、わが家の防水パンにもぴったり収まりました。今の洗濯機にはポピュラーになりつつある液体洗剤、柔軟剤自動投入機能も搭載されていて、やっぱり便利。操作パネルはタッチ式で、標準、スピード、念入り、おしゃれ着、ふとん・毛布などよく使われるコースにしぼったシンプルな仕様です。12kgの洗濯物の標準コースの洗濯コースがわずか29分とスピーディーなのもうれしいところ。
高さが約95cmと低く、天面がフラットなので洗濯をしていないときにはランドリーバスケットや小物を置いたりできます

高さが約95cmと低く、天面がフラットなので洗濯をしていないときにはランドリーバスケットや小物を置いたりできます

「まっ直ぐドラム」の大きな特徴のひとつが、熱とUVによる除菌・消臭&ふんわり仕上げができる「エアウォッシュ」機能。仕事から帰ったあと、毎回洗濯するほどではないワンピースや、水では洗えないコートやマフラーなどをエアウォッシュの“おしゃれ着モード”でリフレッシュさせるのが日課になっています。乾燥フィルター自動お掃除機能が搭載されているから、毎回のお手入れといえば、排水フィルターのホコリや糸くずを取るだけでOKですし、約65℃の温風でふんわりと乾燥させる省エネなヒートポンプ式の乾燥方式で仕上がりも◎。

難を言うなら、タッチパネルの反応が良すぎて、運転中に先に洗っておいたおしゃれ着などの濡れた洗濯物を入れて触れてしまうと、それに反応して運転がストップしてしまうことがあるので、気を付ける必要があることでしょうか。でもこれ、他社も含めてタッチパネルの洗濯機の“あるある”らしいので、業界全体の課題かもしれません。
   

3. たっぷりの食器もお鍋も楽々洗えて、スクエアなフォルムがすてきなパナソニックの食洗機

今住んでいるマンションに引っ越したのをきっかけに導入したのが、パナソニックの食洗機でした。冒頭に書いたようにすでに20年前のことになります。2人の子どもたちは中学生になっていましたが、「もっと前からこれがあったら、ママも一緒にテレビを見たりできたのにね」と言われたことが忘れられません。

仕事と子育ての両立は大変で、ごはんの後は大急ぎで片付けを始めて、子どもとゆっくりテレビを見ている時間もなかったのでした。「ママー、また続きをやってるよー。一緒に見ようよー」とよく言われたことを思い出しました。だから、食洗機はどんな家にも1台あるといいなと思っているのです。

前置きが長くなりましたが、そんな食洗機もその後で1回買い替えて、今回が3代目となります。ずっとパナソニックユーザーですが、先代(わが家の2代目)のモデルは、洗い残しを防ぐためか、食器の入れ方がわりと細かく定められていて、入れにくい印象がありました。「1代目の方が使いやすかったかも」というのが正直な印象です。
パナソニックの食器洗い乾燥機「NP-TZ300」。写真は設置直後のもの(真ん中のオレンジのシールはがしました)

パナソニックの食器洗い乾燥機「NP-TZ300」。写真は設置直後のもの(真ん中のオレンジのシールはがしました)

ところが、2021年の秋に導入した「NP-TZ300」は庫内に余裕があって、さまざまな点で使いやすさがアップしていて素晴らしいのです。デザインもスクエアなフォルムでフロスト加工されたホワイトのデザインがとてもすてき。インテリア性が高いのもいいんですよね。電源を入れたときだけ、操作部が浮かび上がり、普段はノイズのないすっきりとした見た目です。

センサー部分を軽くタッチすると、自動でドアがフルオープンして、食器を持っている時でも、スムーズにドアを開くことができます。これまでのものが強くボタンを押さないと開かなかったことを考えると段違いにスマートです。

小皿や取り皿、お茶碗など食器の点数が多いわが家ですがコップや小さめの取り皿も安定して置けますし、自由度が高い配置になっているのもいいなと思います。上カゴには「ちょこっとホルダー」というのも付いていて、わが家ではここに箸置きを入れて洗っています。
わが家のシンクの脇にちょうどよく収まるサイズです

わが家のシンクの脇にちょうどよく収まるサイズです

スタート後、点滅しているランプの位置で、残時間の目安が分かるのも便利。ブザーが鳴って運転が終了しても、「ナノイー X」送風で庫内も除菌しながらキレイに洗い上がった食器を保管できるので、慌てて扉を開けなくてもいいというのもいいですよね。さらに残さいを排出する仕様のため、お手入れは週1回程度でOKと日々の使い勝手に大満足しています。

少人数のご家庭や置き場所によっては、この秋に登場した奥行約29cmのスリムタイプNP-TSK1を検討されるといいかもしれません。
     
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