年金・老後のお金クリニック/年金生活・年金暮らしするときのQA

年金生活で毎月の保険料1万円は高いですか?

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、年金生活と保険料についてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

All About 編集部

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、年金生活と保険料についてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。
 

Q:月1万円の保険料が高額です

「私は68歳で、業務委託で仕事をして収入が月10万円、年金は月8万円です。夫婦でガン保険や共済等に入っていて、保険料は月1万円以上かかっています。高いですか? 貯金が少ないので保険に入っているのですが……」(68歳・フリーランス)
 
保険料が負担になっています

保険料が負担になっています

 

A:生活費を圧迫しているのであれば、必要保障額と加入している保険の保障を見直しましょう

保険に加入する必要がある人とは、万が一の時に、貯金などで賄うことができない人になります。貯蓄が少ない人ほど、病気やもしも亡くなってしまった場合に遺族の生活保障を保険で用意する必要があります。

「貯金は三角、保険は四角」といわれることがあります。お金が貯まるまでには時間がかかります。極端ではありますが、保険金の支払い条件を満たすと、加入して間もない期間でも保険金が支払われます。万が一の事態はいつ起きるか予測がつきませんので、保険に加入することで、お金が貯まるよりも早く保険金を受け取れることもあります。

ただし貯金の使い道は自由ですが、保険は、保険金が支払われることが起きないと保険料を出費しただけで終わります。相談者にとって、月1万円以上の保険料が本当に必要なのか、きちんと見直す必要があります。昔から加入したまま、必要でない保障があるかもしれません。

相談者は毎月の収入が18万円とのこと、毎月1万円の保険料の負担が重く、生活費を圧迫しているとのことであれば、本当に今の保障が必要であるか、現在の貯金額なども考慮して保険を見直す必要があると思います。

※年金プチ相談コーナーに取り上げてほしい質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。
 
監修・文/深川弘恵(ファイナンシャルプランナー)

【関連記事をチェック!】
老後に備える生命保険はどう考えればいい?
年金だけで生活が苦しい時、どうすればいい? 生活保護は受けられる?
老後の生活が厳しくなる制度改革が行われている!
 
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品や投資行動を推奨するものではありません。
投資や資産運用に関する最終的なご判断はご自身の責任において行ってください。
掲載情報の正確性・完全性については十分に配慮しておりますが、その内容を保証するものではなく、これに基づく損失・損害などについて当社は一切の責任負いません。
最新の情報や詳細については、必ず各金融機関やサービス提供者の公式情報をご確認ください。

あわせて読みたい

カテゴリー一覧

All Aboutサービス・メディア

All About公式SNS
日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
公式SNS一覧
© All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます