子離れの準備:自分の人生を充実させて「空の巣症候群」を回避
子離れの準備:自分の人生を充実させて「空の巣症候群」を回避
Q:もともと子離れはできている方でしたか?
自分としては、子離れできているつもりでした。娘が思春期に入って以降は、家族で出かける機会も減りましたし。ただ夫からは「子供に夢中な母親」と思われていたようです。
Q:お子さんが実家を離れるのは、どのタイミングだと思っていましたか? 実際にお子さんが巣立ったのはいつでしたか?
娘の大学は自宅からギリギリ通える距離だったので、大学生のうちは一人暮らしという話はでませんでした。そのため、就職をしたら家を出て、一人暮らしを始めるだろうと思っていました。
実際、就職が決まったタイミングで、娘から「1人暮らしをしようと思う」と言われました。もともと予想をしていた巣立ちのタイミングだったため、特に驚くことはなかったですね。大学を卒業した年の春に出ていきました。
Q:お子さんが実家を離れる前、子供が独立した後の人生についてはどうお考えでしたか?
子供中心の生活を長年続けてきたので、ものすごくさみしくはなるだろうな、という予感はありました。何も準備をせずにいたら、日常に張り合いがなくなって、さみしさの沼にどっぷりつかってしまうだろうなと。
だからこそ「子供が巣立った後に備えて、いろいろ準備をしておこう。その上で、第二の人生を思いきり楽しもう!」と思っていました。
それに、子育てに関しては、やり遂げた感があったんですよね。それまでずっと「子供が巣立つ前に、できることは何でもやってあげたい」という思いで過ごしてきて、ベストは尽くしたという実感もあったので。
ただ誤解しないでいただきたいのですが、子供中心の生活が辛かったということではありません。娘はずっと、いわゆるワンオペ状態で育ててきましたが、それはそれですごく充実した毎日だったんですよ。
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「抵抗のあったお一人様行動に、どうやって慣れていったか」や「子供の独立をきっかけに、夫婦関係にどのような変化があったか」、そして「40代で大学に入ってみて感じたこと」などについても、詳しくお話しいただいておりますので、ぜひご一読ください。