1インチのイメージセンサーを搭載
LEITZ PHONE 1は省電力性に優れる「IGZO」技術を採用し、6.6インチの有機ELディスプレイを搭載した大画面スマートフォン。チップセットにクアルコムのハイエンド向けとなる「Snapdragon 888」を搭載するなど非常に高い性能を備えています。防水やFeliCa、そして5Gにも対応しており、他社のハイエンドスマートフォンと引けを取らない内容であることが分かるでしょう。 そしてLEITZ PHONE 1がライカらしさを実現しているポイントの1つは、やはりカメラです。LEITZ PHONE 1のカメラは、最近のスマートフォンとしては珍しい1眼構成なのですが、その1つのカメラが従来のスマートフォンとは段違いの性能を持っているのです。スマートフォンのカメラは基本的にレンズと、レンズから入ってくる光を電気信号に変えるイメージセンサーの2つから成り立っています。そしてイメージセンサーのサイズが大きいほど、より多くの光を取り込むことができるので明るく表現力の高い撮影が可能となります。
ですがコンパクトさが求められるスマートフォンは、サイズの制約もあり大きなイメージセンサーを搭載することはできず、一般的にはデジタルカメラより小さいものが用いられています。それゆえ暗い場所での撮影や、背景をぼかすなど表現力の高い撮影が苦手なことから、最近ではAIなどソフト技術の活用で弱点をカバーすることに力が入れられているのですが、どうしても人工的な不自然さが残ってしまうのが弱点です。
LEITZ PHONE 1は、スマートフォンでとしては非常に大きい「1インチ」のイメージセンサーを搭載しています。これは高級コンパクトデジタルカメラに搭載されているイメージセンサーで、面積でいえば一般的なスマートフォン向けイメージセンサーの数倍に上ります。 それだけ大きいセンサーを搭載していることから、室内や夜景など暗い場所に強いのはもちろん、自然なボケ味のある表現ができるなど、人工的ではなく自然ながらも表現力の高い写真撮影が楽しめることが期待されます。
またライカのカメラはモノクロ写真の表現に定評があることから、LEITZ PHONE 1にはモノクロ撮影に特化した「Leitz Looks」というモードも搭載されるとのこと。こうした点もライカファンには嬉しいポイントといえるでしょう。
性能がほぼ同じ「AQUOS R6」との違いは
LEITZ PHONE 1がライカらしい点は、カメラだけではありません。ハード・ソフト全体にわたってライカカメラが監修しているだけあって、デザインも同社のカメラを意識したものとなっているのです。側面の凹凸のあるデザインや、シンプルながら高い質感を誇る背面などにも、ライカらしさを感じさせるポイントといえるでしょう。 それに加えてLEITZ PHONE 1には、専用のケースとレンズキャップも付属するとのこと。スマートフォンのカメラにレンズキャップが付くことはないだけに、こちらもライカカメラらしいこだわりといえます。 それだけライカカメラの強いこだわりが感じられるLEITZ PHONE 1ですが、先にも触れた通りライカカメラが開発したのではなく、あくまで全面的に監修したスマートフォンとなります。それゆえ実はその中身は、ライカカメラと提携して開発を担っているシャープの「AQUOS R6」とほぼ同じでもあります。 しかもソフトバンクのLEITZ PHONE 1の販売価格は18万7920円と、AQUOS R6の価格(13万3920円)と比べ約5万円高額です。それだけにどちらを選ぶべきか悩む人も多いかと思いますが、その基準はやはり、ライカブランドに対するこだわりの深さということになるでしょう。AQUOS R6もカメラ部分でライカカメラの監修が入っていますが、LEITZ PHONE 1はカメラだけでなく、全ての部分においてライカが監修しているのが大きな違いです。そうしたライカらしさに価値を感じるならLEITZ PHONE 1を選ぶ価値は十分あるでしょうし、数十万円から100万円超のものもあるライカブランドのカメラと比べれば、ある意味安いともいえるのではないでしょうか。
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