ボーナスがもらえない人の考え方のコツ
ボーナスの時期は新しくチャレンジしたいことなど、楽しいことが思いつきますよね。たとえば、貯蓄を増やしたい、自分へのご褒美を買いたい、家電の買い替え、レジャー費用、帰省費用、冠婚葬祭などに使いたい、といったことがあると思います。しかしコロナ禍の長期化もあり、業績不振や、正社員ではない等、ボーナスなしの人も多いのではないでしょうか。「他人はもらっているのに、自分はボーナスがもらえない」といって、悲観的になることはないと思います。ボーナスがない人は自分で作ってしまおう
自分で自分にボーナスをあげてモチベーションをアップ!
ボーナスは、自分に対する報酬(賞与)です。会社からもらうのではなく、自分で「自分ボーナス」を用意するのです。毎日の頑張りが「自分ボーナス」に反映されます。これを半期に一度など準備できると、喜びはひとしおだと思います。仕事へのモチベーションもアップしますよ。「自分ボーナス」の作り方のステップは次の通りです。「自分ボーナス」の作り方
ステップ1:まず現状を把握、日々の家計を確認いま家計簿をつけていますか? 試したことはあるけれど、続かないという人も多いと思います。現状を知るためには最低1カ月、自分が何にどれくらい使ったのかということを把握することが目的です。食費や光熱費、スマホなどの通信費、トイレットペーパーなどの日用品、保険料、お小遣い、貯蓄と分類して書いてみます。書いているうちにどれか削減できることに気が付くかもしれません。
ステップ2:毎月「自分ボーナス」用に貯蓄する金額を決めて先取り貯蓄
最初から理想の金額の「自分ボーナス」はできなくても、毎月1万円、2万円でいいので積み立てて継続していきます。家計の中から貯めたお金は、「自分ボーナス」用の口座で自動積立しておくこともおすすめです。新しく口座を開設するのであれば、少しでも利率のいいネット銀行もいいと思います。
ステップ3:苦しくなったら見直しできる項目を考えてみるを考えてみる
毎月、一定額を先取り貯蓄していきますが、途中で苦しくなってくる人もいるでしょう。お金を毎月の家計から捻出するために次のような項目を見直していくと効果的です。
・スマホなどの携帯料金……格安スマホに切り替える
・加入している保険の見直し……過剰な保障、無駄な保障を削減する
・外食が多い人の食費……お料理をする楽しみをもつ
・ちょこちょこ買いをやめる……予算をたててそれ以上は使わないようにする
ステップ4:ふるさと納税で家計の節約
ふるさと納税をまだ行っていない人は、自分の選んだ自治体に自分の限度額内で寄付(ふるさと納税)をすると、2000円を超える部分について節税が可能になり、寄付した自治体からお礼の品もももらうことができます。好きな食品やお米、トイレットペーパーなど日々使うものを選択すると、家計の節約につながるでしょう。
貯まった「自分ボーナス」はイザという時の資金にもなる
こうして「自分ボーナス」ができあがります。まずは半年で10万から20万円を目指してみましょう。「自分ボーナス」の使い道としてはどんな使い方が理想なのでしょうか? これからの時代、散財していいお金ではなく、どちらかというとこれからの生活を不安なく過ごすための資金として使ってほしいと思っています。コロナ禍のような不測の事態は、今後もいつ起こるかわかりません。
「将来の老後資金として3割、急に収入が減少した際のイザという時のお金として3割、自己投資に1割、お小遣いで3割」。
いかがでしょうか。「自分ボーナス」を楽しく貯めることで安定した家計管理ができ、だんだんと「理想的な家計」になります。こうしたことが日々の小さな幸せにつながり、人生を豊かにします。「自分ボーナス」作りはとてもおすすめです。
監修・文/深川弘恵(ファイナンシャルプランナー)
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