男のこだわりグッズ

引いた線が“剥がして消せる”新発想!マーカーペンと付せんの融合「フセンマーカー」が便利すぎた

ラインマーカーはなくてはならないものですが、本や書類には線が引けないもの、引いてはいけないものがあります。カンミ堂の「フセンマーカー」は、インクの代わりにフィルム付せんでマーキングするから、不要になればキレイに剥がして書類や本を元の状態に戻せるのです。

納富 廉邦

執筆者:納富 廉邦

男のこだわりグッズガイド

進化する「ラインマーカー」の最先端

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カンミ堂「フセンマーカー」各528円(税込)。リフィルの色、柄は、グリーン、ピンク、グレー、ストライプ、スクエア、STUDY ブルー(暗記用)がある。交換用リフィルは各色2個入り297円(税込)。

「ラインマーカー」は勉強や暗記はもちろん、資料の作成や手帳などでの語句の強調など、その用途は幅広く、学生から社会人まで、手元になくてはならない文房具の一つです。ところが、私はこのラインマーカーをうまく使えませんでした。

しかし、文房具の進化はすごいもので、文章の端から端まで、狙った場所に引くのが難しかった点は、三菱鉛筆の「プロパス・ウインドウ」などが解決してくれたし、まっすぐに四角く線を引くのが難しいという問題は、ゼブラの「ジャストフィット」などが解決してくれました。

さらに、コクヨの「マークタス」などの、グレーの線を引くことで、マーキングした箇所を目立たせるのではなく、逆に沈ませるというタイプのマーカーも登場。ラインマーカーの使い勝手はどんどん良くなっています。

カンミ堂の「フセンマーカー」は、そんなマーカーの最先端を行く製品だと思うのです。何といっても、この製品、マーカーペンではありません。マーカーで引く線を、フィルム付せんで引いてしまおうというものなのです。
 

剥がせるラインマーカーの活用範囲の広さ

マーカーペンの欠点として、裏写りしやすかったり、下に書いた文字が滲んだりといった問題があります。それを解決したステッドラーの「テキストサーファーゲル」のような、ジェルマーカーもありますが、この「フセンマーカー」は、マーキングしたい箇所に、細い付せんを貼り付けていくため、全く裏写りしませんし、下の文字が滲むことも、上から文字を書くことも自在なのです。
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剥がしたり、上から文字を書いたり、書いた文字ごと別の場所に移動させたり、自在に使えるラインマーカーなのだ。

さらに付せんですから剥がすことができます。つまり、本などに直接線を引くのに抵抗がある人でも、読みながら気になったところをチェックすることができるわけです。パイロットの「フリクションライト」のような、消せるマーカーペンもありますが、本や重要な書類などに書き込むのは抵抗があります。しかし、これなら、剥がせばキレイに元通りなので安心して使えるのです。

私は、本に線を引くのに抵抗があるのですが、それでも後で確認したい箇所などに一時的に線を引いておきたい場合があります。これまでは付せんを貼っていたのですが、この製品の登場以来、安心して、当該箇所に線を引けるようになって、効率は格段に上がりました。普通の付せんだと、そのページの何が気になったのかが、すぐ分からなくなってしまっていたのです。

剥がせるので、好きなだけ線を引いて、順に剥がしていくことも可能。あまり考えずに、気軽に線が引けるのも気に入っています。
 

シンプルで扱いやすく、まっすぐに引ける

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マスキングテープを貼るように、付せんを本体から引き出して、文字などの上に貼っていく。カッターが内蔵されているので、そのまま付せんを切ることが可能。

マーカーというにも付せんというにも、ちょっと不思議な形をした「フセンマーカー」ですが、付せんをテープのように文字列の上に貼るという使い方には、この形がなんとも絶妙なのです。コンパクトでペンケースに入るサイズなのもいいですね。

付せんの端を本体から引っ張り出して、線を引きたい最初の部分に貼り付けます。そのまま本体を引っ張って、文字列の上に付せんを貼っていきます。最後の文字まで来たら、本体上部を押し込んで付せんをロック。同時に刃が出てくるので、本体を持ち上げながら付せんをカットします。付せんの端は本体に貼り付けて、次回はそこを剥がして使います。

これ、剥がせるのもいいのですが、私が一番気に入っているのは、まっすぐに四角く線が引けること。付せんを貼っているのだから当たり前ですが、マーカーペンで、こんな風にムラなくまっすぐに引くのはなかなか難しいのです。
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赤の透明シートと暗記用のSTUDY ブルーのフセンマーカーをセットにした商品も販売中。528円(税込)。

そして、付せんの色が絶妙で、濃すぎないので下の文字が見やすく、しかし、目立ちすぎない淡い色合いになっています。また、グレー系の付せんや暗記用の付せん、さらに装飾などにも使えるストライプやスクエアなどのパターンも用意されているので、幅広く使えるようになっています。本当に付せんではなくマーカーとして作られているのです。そして、剥がせる安心感もあって、個人的には、マーカーペンよりも気軽に使える分、使用シーンが多いのでした。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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