空調家電以外に、もう一つチェックしてほしい家電があります。それが冷蔵庫。購入してから365日24時間稼働している冷蔵庫は、外気温度が上がる夏場になるとよりパワフルに活動し始めます。古い冷蔵庫は夏場のこのフルパワーでの稼働で、動かなくなってしまうことが少なくありません。
冷蔵庫は壊れてから買い替えるとなると、保存している食料品がだめになってしまったり、1日でも早く届く製品を選ばざるを得なくなったります。 だからこそ壊れる前に余裕をもって買い替える必要があるんです。
今回は、 そんな買い替え需要にも対応できる冷蔵庫の最新トレンドを紹介しましょう。
スマホアプリで食材をチェックできるスマート冷蔵庫がトレンド
冷蔵庫の買い替え周期は約10年。2021年の10年前というとちょうど東日本大震災が発生した年で、電力不足が叫ばれたこともあり、省エネ性能の高い冷蔵庫が続々登場。それらに買い替えた家庭も多いと思います。それから10年。冷蔵庫はさまざまな進化を遂げていますが、現在のトレンドといえるのが スマートフォンから冷蔵庫の状態を調べたり、食材の状態をチェックできるスマート機能です。
パナソニックのIoT対応冷蔵庫「WPXタイプ」(600Lの「NR-F607WPX」と、650Lの「NR-F657WPX」をラインナップ)では、スマートフォンのGPSと連動。自宅から離れると自動的に節電モードに移行したり、事前に登録したスーパーなど買い物スポットのエリア内に入ると「お買い物準備モード」に入り、冷蔵庫の中をあらかじめ強力に冷却しておく、といったことが可能です。
パナソニックの最新冷蔵庫650Lの「NR-F657WPX」
・冷蔵庫にある食材の残量をスマホでチェックできる
この冷蔵庫が面白いのが、「重量検知プレート」と連携したストックマネージャー機能が付属すること。事前にスマホアプリ「キッチンポケット」で食材の質量を登録しておくことにより、卵の残りや牛乳の買い置きの有無などをスマホ上でチェックすることができるというものです。 設定により、1時間に1回、もしくは1日1回プレートに乗っている重さを検出して、残量を記録することができます。
残量は個数(卵の場合)と%(パーセンテージ)で示せるので、缶ビールやヨーグルトなど毎日飲み食いする食材が管理可能。 さらに「重量検知プレート」は単体でも購入することができるため、買い足すことで複数食材の管理が可能。また、WPXタイプの冷蔵庫を使っていなくても利用できるのがポイントです。
日立からは113Lタイプの小型スマートストッカーが登場
この重量で食材の残量を検知する、スマート食材管理機能は他のメーカーの冷蔵庫でも採用されています。日立グローバルライフソリューションズの「スマートストッカー R-KC11R」は容量113Lの1ドア冷蔵庫。約15℃の常温、約2℃と湿度80%のまるごとチルド(冷蔵)、そして-18℃の冷凍を切り替えて利用できます。冷蔵庫の買い替えには早いけど、夏場は容量が足りない、といったニーズに最適です。
日立グローバルライフソリューションズの「スマートストッカー R-KC11R」
このように最新の冷蔵庫はスマホに対応し、更に在庫チェックができるモデルが注目です。
【おすすめ記事】
・お弁当作りが楽になる! 小型のおすすめ調理家電3選+α
・冷蔵庫は大きいほど電気代が安いってホント?