キャンペーンの相乗効果で品薄となった「Rakuten Hand」

2020年に本格的に携帯電話サービスを開始した楽天モバイル。最近では月当たりの通信量が1GB以下であれば、月額料金が0円になる新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」が大きな話題となりましたが、実は同社オリジナルのスマートフォンも、独自性が強く注目を集めるものが多く揃っています。

・参考記事:1GB以下なら0円、楽天モバイルの“常識超え”新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」を解説

中でも最近注目されているのが「Rakuten Hand」です。これは2020年12月に発売されたものですが、2021年3月には品薄で一時販売停止となり、その後販売再開したものの、執筆時点(2021年3月中旬)でも入荷待ちの状態が続くなど、高い人気を博しているようです。
楽天モバイルオリジナルのスマートフォン「Rakuten Hand」。キャンペーン効果で品薄状態が続いている

楽天モバイルオリジナルのスマートフォン「Rakuten Hand」。キャンペーン効果で品薄状態が続いている

なぜRakuten Handがそれほど人気なのかといいますと、楽天モバイルが実施しているキャンペーンが大きく影響しています。楽天モバイルは自社の通信サービスを新規契約すると5000ポイント、さらにRakuten Handを購入すると1万9999ポイントが還元され、最大で2万4999円の楽天ポイントがもらえるキャンペーンを2021年1月より実施しているのです。

しかも楽天モバイルは300万人まで1年間、無料で通信サービスが利用できるキャンペーン施策を実施しています(2021年4月7日まで)。このキャンペーンは契約者が300万人を超えたら終了する予定で、その上限が近づいてきたことから「1年間無料」を目当てに楽天モバイルを契約する駆け込み需要が起きたことも、先のキャンペーンと合わせてRakuten Handの販売増につながった大きな要因といえるでしょう。

それだけ人気となったRakuten Handですが、スマートフォンとして見ても非常に特徴的であり、意外とコストパフォーマンスが高い端末に仕上がっています。具体的にどのような特徴があるのかを確認していきましょう。
 

2万円で非常にコンパクト、性能も意外と高い

Rakuten Handの最大の特徴はそのサイズ感です。ディスプレイサイズが5.1インチと、最近のスマートフォンとしてはアップルの「iPhone SE(第2世代)」や「iPhone 12 mini」に匹敵するコンパクトなスマートフォンで、手のひらにすっぽり収まるサイズ。手が小さい人でも持ちやすく、片手で親指操作していても画面の上まで指が届くというのは、使っていて非常に安心感があります。
Rakuten Handはディスプレイサイズが5.1インチと、最近のスマートフォンの中では非常にコンパクトで片手でも持ちやすい

Rakuten Handはディスプレイサイズが5.1インチと、最近のスマートフォンの中では非常にコンパクトで片手でも持ちやすい

しかもRakuten Handはディスプレイに液晶ではなく有機ELを採用しており、指紋認証も専用のセンサーではなくディスプレイ内蔵型のものを採用。それがすっきりした本体デザインにも役立っているのです。

またRakuten Handは意外と性能が高く、CPUに「Snapdragon 720G」という、ハイエンドモデルよりやや下のスマートフォン向けのものを採用しています。5G通信にこそ対応していませんが、3Dグラフィックなどを駆使したゲームも意外と快適に動作するくらいの性能を持っているので、大抵のアプリは快適に動作するのではないかと考えられます。

・決済用スマートフォンとして非常に優秀
もう1つ、Rakuten Handの大きなポイントはスマートフォン決済です。Rakuten HandはFeliCaを搭載しているので「おサイフケータイ」「Google Pay」が利用でき、「楽天Edy」だけでなく「モバイルSuiCa」などFeliCaベースの電子マネーも使えます。もちろん「楽天ペイ」などのQRコード決済も利用可能なことから、決済用スマートフォンとしては非常に優秀なのです。
Rakuten Hand

背面にはFeliCaマークが備わっており、「おサイフケータイ」「Google Pay」による決済も可能だ

それでいて、Rakuten Handは税込みで2万円と非常に低価格。冒頭で触れたキャンペーンを適用すれば、これだけ充実した内容のスマートフォンを実質1円で購入できる訳ですから、非常にお得なことに間違いないでしょう。
 

 動画視聴にはやや厳しい画面サイズ、カメラの充実度も高くない

ただ、一方で弱点もあります。1つはやはり、コンパクトさを重視しているだけにディスプレイサイズが小さいこと。最近はスマートフォンで動画やゲームなどを楽しむ人が増えていますが、そうした用途を重視する人には適していません。

また小さいサイズに多くの機能を詰め込んでいることもあって、本体前面の上下のベゼルが目立つほか、厚さが約9.5mmもあるのも気になります。最近は薄くてベゼルがないデザインのスマートフォンが人気となっているだけに、この点は惜しい所です。

カメラ機能が弱めなのも気になります。Rakuten Handのメインカメラは約4800万画素と、被写体との距離を測る深度測位用の200万画素の2眼構成で、背景をぼかしたポートレート撮影などは可能ですが突出した機能や性能はなく、カメラにこだわりたい人にはやや不満が出てくるかもしれません。
Rakuten Handのカメラは約4800万画素の広角カメラと、約200万画素の深度測位カメラの2つのみ。機能も最近のスマートフォンとしてはシンプルだ

Rakuten Handのカメラは約4800万画素の広角カメラと、約200万画素の深度測位カメラの2つのみ。機能も最近のスマートフォンとしてはシンプルだ

またストレージが64GBとあまり多くなく、microSDによる増量もできません。そうした意味でも、写真や動画を頻繁に撮影する人にはあまり向いていないといえるかもしれません。
 

コミュニケーションと決済主体の利用に最適

これら一連の特徴を見ると、Rakuten Handは画面が小さいので動画やゲームなどのホビー用途にはあまり向いていませんが、片手で持ちやすいことから音声通話やSNSなどのコミュニケーション、そして決済の利用が主だという人には非常に適したスマートフォンだといえます。
Rakuten Handは片手で持ちやすい上、「Rakuten Link」を使えば国内通話が無料になることから、コミュニケーションを重視するなら非常に適している

Rakuten Handは片手で持ちやすい上、「Rakuten Link」を使えば国内通話が無料になることから、コミュニケーションを重視するなら非常に適している

楽天モバイルの専用アプリ「Rakuten Link」を使えば、国内の音声通話やSMSが無料で利用できることから、そうした意味でもコミュニケーション重視の人には適した端末といえるのではないでしょうか。

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