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ステップ1:運用口座をつくろう!
「初めての証券口座をどこで開こう?」と迷うかもしれません。NISAは銀行などでも開設ができますが、おすすめはやっぱり、手数料の低い商品が比較的そろっているネット証券です。ネット証券であれば、どの会社でもあまり大差がないのですが、ただ一つ注意したいのは、NISA口座は一人一口座と決められていて、複数の証券会社で口座を持つことができません。途中で変更することもできなくはないのですが、時期が決まっていたり、少し手間がかかったりするので、できれば長く付き合っていける証券会社で口座を開設しましょう。
一人一口座と聞くと、「もし万が一、その証券会社が倒産したら、資産はどうなるの?」と心配になる方もいるかもしれません。しかし、証券会社が破綻したとしても、保有している商品は全額返還されるルールがあるため、一つの証券会社で一括管理することを過度に心配しなくても大丈夫です。
また、iDeCo口座をすでに持っている方は、同じ会社でNISA口座を開設することをおすすめします。管理を一元化できるし、使い方なども似ているので、馴染みやすいかなと思います。
そして、もう一つ口座開設時に忘れてはならないのが、投資資金を入金するために、インターネットバンキングが必要になるということです。ネット証券は、窓口やATMで入金ということをやっていないところがほとんどなので、口座を持っていない方はインターネットバンキングも同時に開設しておきましょう。
ステップ2:投資商品を決めよう!
つみたてNISAで投資商品を選ぶ場合、一度決めた商品を途中でスイッチングすることはできますが、新たに非課税枠を使うことになるので、少し慎重になる必要があります(※)。※その年の非課税枠(40万円)を使い切っている場合は、スイッチングはできません。
10年程度長期で投資できるのであれば、価格変動が比較的大きい商品をおすすめします。つみたてNISAは、コツコツと同じ商品を買い続ける手法です。この方法で利益を得るには、価格が下がったときにたくさん買っておくということが必要で、価格変動があまりない商品を買ってもメリットがありません。
なので毎日のプラスマイナスの変動は大きくなりますが、金融商品の中でも一番価格変動が大きい株式がたくさん入った商品を選びます。さらに株式には、国内株式と海外株式があるのですが、できれば国内株式だけでなく、海外株式にも分散されているものをおすすめします。
価格変動の大きい商品を選ぶと、下がるときは大きくマイナスが出ます。けれど、投資というのは買って、売るときに最終的な損益が確定するもの。保有しているときのマイナスは、あくまでも「今売ったらこのくらいのマイナスですよ」という評価の目安です。
とはいえ、この価格変動のドキドキに耐えられない、途中でやめてしまう可能性があるという場合は、株式の比率が少なく、いろんな商品に分散投資されているバランス型というものを選択してみてください。
つみたてNISAは、年間最大40万円を上限に最低100円から投資がスタートできます。無理のない範囲で始めてみて、慣れてきたら次第に株式の比率が多いものを、買い足していくとよいでしょう。
ステップ3: 運用をはじめた後の心得
つみたてNISAの運用を始めたら、しばらくほったらかしにするくらいの気持ちでいることが、成功する心得の一つ。積立投資というのは、だいたい7年以上続けることで成果がでる「7年ルール」というのがあります。なので「まずは最低7年、続けていくんだ!」 という気持ちで始めてみてください。途中の価格変動は頻繁にチェックせず、7年後に育ったお金をどう使おうか、夢みておくというのが一番よい方法です。
たとえば私は、自分が〇歳になったらあるものを手に入れよう、という目標があります。そして、その値段に見合うように毎月どれくらい積立をすればよいかな?と逆算して、コツコツ投資しています。
積立投資は未来の自分のために今できることをセットし、コツコツと資産を育てていくものです。「7年後に〇〇する」「50歳で〇〇を手に入れる」など、マイルストーンを決めてお金を育てていくことで、理想を叶えることにもつながります。
投資と聞くと難しくて何だかワクワクしないと思う方は、ぜひこのように考えて、つみたてNISAと付き合ってみてほしいなと思います。
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