1.それぞれの特徴によるSNSの利用方法
今や電話よりもずっと使いやすい、一般的なコミュニケーションツールとなったSNS。たとえ回線にトラブルがあったとしても、SNSはネットにさえつながっていれば使用できますし、家族や友人たちなど事前にグループを作っておけば、一度で複数の人と連絡をとれるため、災害時にはとても便利で力強い味方になります。さらに、位置情報を伝えたり、画像を共有したりすることで被災状況をより正確に伝えることも出来るので、救助の依頼などにも活躍します。そのためにもそれぞれの機能を利用出来るように普段から使い慣れておくことも大切です。
また、非常に便利なSNSですが、使い方によっては誤った情報が流れることもあり、犯罪に巻き込まれたり、使い方によっては被害を助長してしまったりするケースも考えられます。
情報収集と利用には必ず「情報の出元を確かめる」「公的情報により再確認」することを習慣づけ、情報の「拡散(リツイート)」は控えましょう。良かれと思って気軽に広めた情報が間違っていれば、第三者に大変な迷惑がかかり、場合によっては自分が損害賠償などの訴訟の対象になってしまうケースもあり得るからです。
2.災害時にはデマがあふれる
また、SNSはそれぞれ政府や自治体などの公的アカウントが存在します。それらを事前に登録しておけば正確な情報を素早く入手できるでしょう。災害時の情報収集においてはTwitterのハッシュタグ検索を使うことが出来ますが、あくまで参考までにとどめましょう。個人が発している情報ソースは、根拠があいまいで、勝手な意見でしかない場合が多く見られます。
特に災害の発生時は、多くの反応やリツイートをされたいがために、刺激的な言葉を使ったデマがネット上にあふれ出ます。くれぐれもそれらの根拠を確かめもせずに、リツイートして拡散させることは止めて下さい。場合によっては犯罪に問われるケースもあります。
ハッシュタグ検索で拾った情報をさらに自治体の公式アカウントなどで再確認することを心がけましょう。被害状況は「#○○○市災害」などで公的アカウントが発信しています。個人発信の場合はご発信またはデマのケースもありますので気を付けましょう。
3.公式アカウントで正確な情報を得る
まずは自分の住む自治体の公式アカウントを登録しましょう。自治体のアカウントでは避難所の開設状況や配給や支援体制などの情報を入手可能です。その他、以下に災害発生時に有効で、信頼できる公的アカウントやニュースアカウントを7つ紹介します。例えば、Twitterライフライン公式アカウントでは災害発生時のTwitterの利用法や停電などのライフラインの状況の情報収集が可能です。また、自分の利用している鉄道や地下鉄、高速道路などの交通機関のアカウントは運行状況や閉鎖などの情報を得ることができ、普段からも活用出来るでしょう。
・首相官邸(災害・危機管理情報)公式アカウント
@Kantei_Saigai
【プロフィール文抜粋】
本アカウントは首相官邸の公式アカウントです。首相官邸から災害・危機管理関連の政府活動情報をお届けいたします。
・内閣府防災公式アカウント
@CAO_BOUSAI
【プロフィール文抜粋】
内閣府(防災担当)の公式アカウントです。災害関連情報や内閣府(防災担当)が取り組む施策などの発信を主体としています。
・国土交通省公式アカウント
@MLIT_JAPAN
【プロフィール文抜粋】
国土交通省公式アカウントです。国土交通省ホームページの新着情報を中心に、 国民の皆さまに情報を発信していきます。
・経済産業省公式アカウント
@meti_NIPPON
【プロフィール文抜粋】
経済産業省の公式アカウントです。報道発表等を幅広く発信します。災害関連をご覧になりたい方は、#meti_saigai で抽出して下さい。
・NHK生活・防災公式アカウント
@nhk_seikatsu
【プロフィール文抜粋】
あなたの「生活を守る」情報を届けるNHKの公式アカウントです。 地震や台風、大雨、大雪など災害に関する情報や防災減災につながる情報、それに子育てや悪質商法など暮らしに関する情報をお伝えします。
・地震・ニュース速報@Yahoo!ニュース公式アカウント
@YahooTopicsEdit
【プロフィール文抜粋】
Yahoo!ニューストピックス編集部が厳選した重大ニュースと防災情報を速報でお届けします。 いざという時、あなたの身を守るお役立ち情報も呟きます。
・Twitterライフライン公式アカウント
@TwitterLifeline
【プロフィール文抜粋】
災害時におけるTwitterの活用、アカウントの紹介など、ライフラインに関する情報をお届けします。
以上、災害時や防災に役立つ7つのTwitterアカウントを紹介しました。ここで挙げたTwitterアカウントはTikTokで動画化して紹介しているほか、All About公式アカウントのリストでもまとめておりますので、ぜひこちらもフォローいただけますと幸いです。
@allabout_official