子連れ旅行の場合、例えば飛行機の中など「子どもを静かにさせなければ」と神経質になるものです。一方、船の旅では乗った瞬間から子どもたちが走り回っても大丈夫。渋滞や行列も皆無です。
今回、私がイチオシするのは「ダイヤモンドプリンセス号」というプレミアム客船。一度乗船すると、もう船の旅以外は考えらなくなるくらいファミリー向けなんです!
デッキには季節や時間を問わず入れる温水プール
ダイヤモンドプリンセス号は日本で建造された大型客船(船籍は英国)ですが、その豪華すぎる「おもてなし」が、ファミリーにおすすめしたい理由。食事は24時間食べ放題(一部有料あり)なので、子どもの様子に合わせて、船内のレストランやカフェ、ルームサービスを利用することができます。もちろん、英国風のアフタヌーンティーやワインバーなど、大人も大満足の優雅なサービスがたくさん用意されています。
また、デッキには温水プールもあり、季節や時間を問わず入ることができます。ほかの豪華客船は冷水プールが多いなか、子どもたちを毎日プールに!と考えると、次回もダイヤモンドプリンセス号に乗りたいな、と思ってしまいます。
大人も子どもも満喫できるアクティビティ
「船の上での一日なんてヒマ!」と、あなどるなかれ。ダイヤモンドプリンセス号では、一日中、分刻みでアクティビティが企画されています。朝、ビュッフェを食べながら「今日は何をする?」なんて家族で話し合うところから一日が始まります。ダンスレッスンやワインのテイスティング、ショーや講演会など、大人も子どもも楽しめるプログラムが盛りだくさん。
また、部屋のテレビでたくさんの映画を観ることができるのですが、ここで「日本語吹き替え」がある点も見逃せないポイント! ほかの船では日本語字幕がないどころか中国語で放映されていて、ほぼ部屋のテレビは観ませんでした。
私はJTBのチャータークルーズ企画で乗船したので、字幕/日本語吹き替えのセレクトが可能でした。日本人スタッフも多く乗船しているので、語学が心配な場合はチャータークルーズ便をオススメします。
さらに、船の中には3歳以上の子どもを預かってくれる保育園のような施設が入っています。ここでの言語は「英語」。最初こそ緊張していた子どもたちも、8日間通っているうちにネイティブの先生と少し意思疎通ができるように。子どもにとっては英会話教室以上の環境かもしれません。
友達も国籍問わずたくさんできて、毎日楽しんでいました。パジャマパーティーや先生が船内の食事に連れて行ってくれるサービスもあって、船から降りて観光する予定の日も「降りたくない!」と言うほどでした。
家族全員が大満足のダイヤモンドプリンセス号の旅。イチオシです!
DATA
カーニバル・ジャパン|ダイヤモンドプリンセス号
乗客定員:2706人
船籍:英国