ケアンズ/ケアンズ基本情報

ケアンズのエリアガイド(3ページ目)

世界最大の珊瑚礁グレートバリアリーフと太古の熱帯雨林という2つの世界遺産に囲まれた街ケアンズ。南国ムード満点のケアンズの気候と特徴、おすすめシーズン、主な観光スポットを5エリアに分けてご紹介します!

執筆者:平野 美紀

ケアンズ エリア案内 - キュランダ

ケアンズ市内中心部から北西約25kmほどのところに、熱帯雨林に覆われたこんもりとした山があります。この山の中ほどにあるのが、観光スポットとして人気のキュランダ村。キュランダには、先住民アボリジニの人々も多く暮らしており、ケアンズの街中とは違ったのんびりとした時が流れています。

世界遺産の熱帯雨林に囲まれた村として知られ、たくさんの露店が並ぶマーケットで有名。マーケットは村の中心に毎日オープンしている常設の「ヘリテージマーケット」と、水、木、金、日曜日に開かれる「オリジナルレインフォレストマーケット」があります。どうせ行くなら、両方のマーケットが開かれる日がおすすめ!

マーケット以外にも、村の中心部にはお土産探しにぴったりのショップが軒を連ねています。マーケットやお店のオープン時間はだいたい9~15時。

キュランダ村では、マーケットめぐりが一番の楽しみですが、周辺にはよく整備されたトレッキングコースもありますので、手軽な熱帯雨林散策もおすすめ。また、キュランダではゴミ箱や公共の柵、ベンチなどもお見逃しなく。それは、なぜかというと……、かわいい虫や動物達のモチーフが隠れているからです!

その他にキュランダには、伝説の蝶ユリシーズをはじめとする美しい蝶が見られるバタフライパークやコアラ・ガーデン、オーストラリアの鳥達を集めたバードワールド、熱帯雨林を水陸両用車で探検するレインフォレステーションというアミューズメントパーク等もあります。

キュランダへは、観光列車キュランダ鉄道やスカイレールで行くのがポピュラーですが、CBDからキュランダ・シャトルというバスで行くこともできます。

※日本語表記にする場合、Kuranda=キュランダとすることが多いが、地元の人達はクランダと呼ぶ人も多い。

ケアンズ エリア案内 - アサートン高原

キュランダ村を過ぎ、さらに西へ向かい山を登りきると、それまで鬱蒼と生い茂っていた熱帯雨林の森が開け、オープンフォレストと呼ばれる台地が広がります。この辺りがアサートンテーブルランド=アサートン高原です。

アサートンは熱帯雨林の森に隣接した高原地帯として、その独特な気候を生かした農業も盛ん。牧場や農園がたくさんあります。近年ではコーヒーやお茶の栽培も行われ、その品質の高さは国内でも評判!

このエリアには、様々な水鳥や動植物が見られる豊かな湿地帯マリーバ・ウェットランドや樹齢500年を超えるカーテン・フィグ・ツリー(絞め殺しのいちじく)、周囲の熱帯植物との調和が美しいミラミラ滝など、見どころもたくさん!

また、小さくてかわいいロックワラビーや木登りカンガルー、カモノハシなど、ユニークな動物達も数多く見られます。エリア内には、B&Bやゲストハウスなど、個人経営の小さな宿も点在しています。

アサートン方面へはケアンズ市内からバスが運行されていますが、便はあまりよくありません。
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